Revision : 04.01.14 Release : Jan 2001, ヤマハ株式会社 RTA52i Rev.4.01.14 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.4.01.11からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] かんたん設定で、LAN-TA機能の接続先番号を設定できるようにした。 PCが接続先番号を指定しなかったときに、この接続先番号が使われる。 ■仕様変更 [1] MP接続状態で相手からBACP手順により2B目のリンク切断を要求されたときに a) ppp mp minlink 2 と設定されている b) 現在のデータ転送負荷が ppp mp load threshold で設定された切断負荷 閾値以上の値である のいずれかの場合には、要求されたリンク切断を拒否するようにした。 [2] ナンバー・ディスプレイ処理での信号送出のタイミングを変更した。 この仕様変更により、下記のナンバー・ディスプレイ対応電話機においても ナンバー・ディスプレイ表示がおこなわれるようになる。 メーカ名:SONY モデル名:SPP-C350, SPP-C350PG, SPP-C550, SPP-C550PG, SPP-C750, SPP-G600PG, SPP-C303, IT-C200, IT-C250, SPP-C333, SPP-C333PG, SPP-T33, SPP-T33PG, SPP-VC111, SPP-C555, SPP-C555PG, SPP-T55, SPP-T55PG, SPP-E777, SPP-E777PG, SPP-VT11 [3] かんたん設定に関して、以下の仕様変更をおこなった。 ・電話設定の画面での説明内容を修正した。 [4] ブロードキャスト宛のICMPパケットを受信しないようにした。 ■バグ修正 [1] TCPセッションの起動をほぼ同時に数多く要求されたときに、その後、TCP セッションが正常に起動されなくなるバグを修正した。 httpサーバ機能へのアクセスで、再読み込みを繰り返したとき、あるいは、 ある画面の表示中に次の画面を表示させようとしたときに、アクセスする ことができない(かんたん設定ページが開けない)現象が発生していた。 [2] ip routeコマンドにより設定したPP anonymous用の名前によるルーティング が正しく動作しないことがあるバグを修正した。 [3] BACPのネゴシエーションが始まるとIP通信が途絶してしまうことがあるのを 修正した。 [4] BACP手順で相手から接続に使用可能な回線としてISDNと共にその他の回線も 指定されたときに、接続することができなかったバグを修正した。 [5] 専用線モードでデータ送信中に瞬断が発生すると、その後のデータ送受信が おこなえなくなることがあるバグを修正した。 [6] 一部のコマンド入力においてTABキーによるパラメータ補完が正しくおこな われない場合があるバグを修正した。 [7] ANONYMOUS番号を表示するときに、MPの情報が正しく付加されないことがあ るバグを修正した。 [8] 非常に大量の設定を正しく保存できないことがあるバグを修正した。 [9] TAモードでハードウェアフロー制御(AT&K1)以外の設定で起動したときに、 V.110接続ではデータが正しく転送できないバグを修正した。 [10] TEL1ポートに接続した電話機で擬似フレックスホン通話中に停電すると B2 LED が消灯するバグを修正した。 [11] 一部のキャッチホン・ディスプレイ対応電話機でキャッチホン・ディスプ レイ表示がおこなわれないバグを修正した。 [12] かんたん設定に関して、以下のバグを修正した。 ・認証エラーによる発信制限の注意文に誤りがあった。 ・LAN-TA機能で自己ISDN番号の設定値を正しく設定できないことがある。 [13] ip pp rip disconnect sendコマンドで'update'が設定されているときに、 経路情報が変化しなくてもRIPを送信することがあるバグを修正した。 [14] remote setupで接続している状態で回線エラーが発生したときに、 syslogにPP番号が正しく表示されないバグを修正した。 [15] ip filterの設定をtftpで何回も上書きしたときに、その後の動作が不安定に なるバグを修正した。 [16] 以下のコマンドで、9桁以上の16進数を入力してもエラーにならないバグを 修正した。 ・ip lan/pp rip auth key ・dhcp scope bind [17] NATディスクリプタが設定されているインタフェースでTCP、UDP、ICMP以外の フラグメントパケットを受信し、このパケットを処理するNATディスクリプタ テーブルが存在しないときに、このパケットを破棄してしまうバグを修正した。 以上