Revision : 04.01.09 Release : Sep 2000, ヤマハ株式会社 RTA52i Rev.4.01.09 リリースノート ========================================================================== ○ 追記 (2000年11月16日) ========================================================================== バグ修正[8]の説明が不正確であったため、説明を修正した。 ========================================================================== ○ 追記 (2000年10月24日) ========================================================================== バグ修正[5]の説明が不十分であったため、発生していた現象についての説明を 追記した。 ========================================================================== ○ 追記 (2000年10月14日) ========================================================================== 既知の問題点を追記した。 ========================================================================== ○ Rev.4.01.06からの変更点 ========================================================================== ■仕様変更 [1] PPP接続の認証用の名前とパスワード、および、メール着信確認機能の認証 用のユーザIDとパスワードについて設定可能な文字数を64文字までとした。 [2] "security class"コマンドのレベルが3と設定されていてもhttpサーバ機能 にアクセスできるようにした。 なお、Rev.4.01.06以前のリビジョンで"security class 3 ..."と設定する ことによりかんたん設定ページへのアクセスを禁止していたユーザは、新た に"httpd host none"コマンドあるいは"httpd service off"コマンドを設定 することにより、かんたん設定ページへのアクセス制限をおこなわなければ ならない。 [3] rdate / ntpdateコマンドの第2引数として'syslog'を新設した。 ○リモートホストによる時計の設定 [コマンド書式] rdate HOST [syslog] [パラメータ] HOST ip_address ... リモートホストのIPアドレス ホストの名称 syslog ... 出力結果をSYSLOGへ出力することを表すキーワード [説明] ルータの時計を、パラメータで指定したホストの時間に合わせる [ノート] YAMAHAリモートルータ、および、ほとんどのUNIXコンピュータを リモートホストに指定できる。 syslogキーワードを指定した場合には、コマンドの出力結果を INFOレベルのSYSLOGへ出力する。 ○NTPによる時計の設定 [コマンド書式] ntpdate NTP_SERVER [syslog] [パラメータ] NTP_SERVER ip_address ... NTPサーバのIPアドレス ホストの名称 syslog ... 出力結果をSYSLOGへ出力することを表すキーワード [説明]  NTPを利用してルータの時計を設定する。 [ノート] インターネットに接続している時には、rdateコマンドを使用 した場合よりも精密な時計合わせが必要となる。 NTPサーバとしてはできるだけ近くのものを指定した方が良い。 利用可能なNTPサーバについてはプロバイダに問い合わせること。 YAMAHAリモートルータ自身はNTPサーバとはなれない。 syslogキーワードを指定した場合には、コマンドの出力結果を INFOレベルのSYSLOGへ出力する。 [4] かんたん設定に関して、以下の仕様変更をおこなった。 ・[システム管理]の[内部情報]でのコマンド入力で、設定変更を伴なわない コマンドの入力では不揮発性メモリへの保存をおこなわないようにした。 ・ISDN回線を利用する設定をおこなった場合に、NetBIOSに関するフィルタ だけではなく、WindowsNT等で使用されるDCE準拠RPC(TCP/UDPポート番 号135)に関するフィルタについても自動的に設定されるようにした。 なお、DCE準拠RPCに関するフィルタはリビジョンアップをおこなうだけ では追加されず、リビジョンアップ後に既存の設定について改めて設定 し直すことにより追加されることに注意が必要である。 ・ユーザID、パスワード、等の入力において、設定値として無効な文字を 含む文字列が入力されたときに、入力エラーとなるようにした。 ■バグ修正 [1] PP anonymousに対して2つのPIAFS接続がおこなわれたときに、1番目の呼と 2番目の呼のうちの一方が発信側で他方が着信側の場合に、2番目の接続が正 常におこなわれないバグを修正した。 [2] PP anonymousで、MSコールバックを受け付け可能だが、あるユーザについて はMSコールバックなしで接続する、という設定のときに、そのユーザからの 着信で接続をすると、接続を切断した後の動作が不安定となるバグを修正し た。 [3] 127.x.x.x/8を終点IPアドレスとして持つパケットの受信、および、 127.x.x.x/8を始点IPアドレスとして持つパケットの送信、について正しく 処理されていなかったバグを修正した。 [4] tftpで"clear configuration"の設定を送り込んでも、NATディスクリプタの 動的情報がクリアされないバグを修正した。 [5] "ip route"コマンドまたは"ip lan route add"コマンドにより、LANインタ フェース経由となる経路を設定しても、その経路へのパケットが正しく処 理されないことがあるバグを修正した。 その状態では、以下のいずれかの現象が発生していた。 ・"show ip route"により表示されるその経路へのインタフェースが"LAN1" ではなく"undefined"と表示される。 ・その経路へのパケットがLANインタフェースから送信されずに、RTA52iが 自分宛のパケットとして処理をしてしまう。 ・「ipGetMyAddress: illegal ifNum[0]」というDEBUGレベルのSYSLOGが出 力される。 なお、"ip lan route add"コマンドにより経路を設定した場合には、設定 直後には現象が発生せずに再起動後に現象が発生していた。 Rev.4.01.06でエンバグしている。 [6] メール通知機能を使用したときに、その後の動作が不安定となることがある バグを修正した。 [7] syslogが発生したときに、syslogの送信、あるいは、DNSの正引きのために 発信をおこなうように"syslog host"が設定されていると、動作が不安定と なるバグを修正した。 [8] コールバック待ちでタイムアウトすると、リブートすることがあるバグを 修正した。 [9] show analog accountコマンドの入力によりリブートすることがあるバグを 修正した。 [10] show analog configコマンドの入力により表示される内容の一部が a) console character コマンドの指定とは異なる文字コードで表示される b) 設定内容が正しく表示されない というバグを修正した。 [11] 電池駆動時に擬似着信転送中の着信を無視していたバグを修正した。 着信を無視していたため、発信側にはビジーが通知されず、NTTのトーキが 流れていた。 [12] TEL1ポート以外のTELポート(TEL2,TEL3ポート)で通話中、停電により電池 駆動に切り替わり10秒以内に復旧してAC電源に切り替わると、通話ができな くなるバグを修正した。 [13] TEL1ポート以外のTELポート(TEL2,TEL3ポート)で通話中、停電により電池 駆動に切り替わり10秒後に通話が強制切断されると、復旧後、AC電源に切り 替わった最初の発信でダイヤルトーンがでず発信ができない、また、着信に ついては最初の応答では片通話になってしまうバグを修正した。 [14] 電話機からの設定において、機能番号91,99によりアナログポートの設定を 初期化したときに、送話PAD、受話PAD、および、DTMF検出レベルが正しく初 期化されていなかったバグを修正した。 [15] 電話機からの設定において、機能番号82で不正なパラメータ値を入力して もエラーとはならないバグを修正した。 [16] 電話機からパスワード(最大8文字)の登録・変更をおこなうときに、4桁を 越える数字をパスワードとして入力すると、先頭の4桁までしかパスワード 登録されないバグを修正した。 [17] 三者通話中の通話呼をオンフックで切断したときに、保留呼があることを 知らせる呼出信号に対して一部の電話機ではリンガが鳴動しないバグを修正 した。 [18] 一部の機能で、再発信規制タイマが動作していなかったバグを修正した。 ある宛先への発信が正常に接続できなかった、あるいは、接続が異常終了し た場合には、その後60秒間はその宛先への発信を拒否するようにした。 [19] かんたん設定に関して、以下のバグを修正した。 ・[システム管理]の[内部情報]のコマンド入力において、"login password" コマンドあるいは"administrator password"コマンドを引数無しで入力 すると、HTTPサーバ機能がハングアップする。 ・[ISDN回線によるLAN間接続]画面の[RTA52i側の情報]の設定において、 ユーザIDとパスワードの入力チェックが正しくおこなわれていなかった。 ・ヘルプ画面の切断コード表に誤りがあった。 ========================================================================== ○ 既知の問題点 ========================================================================== [1] かんたん設定ページでメール通知機能を手動で実行したときに、正常に実行 が完了した場合でもエラーが発生して失敗したと表示される。 以上