Revision : 05.02.04 Release : Aug 2001, ヤマハ株式会社 RT60w Rev.5.02.04 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.5.01.21からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] IPv6に対応した。 詳細は、以下のURLを参照のこと。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/ipv6/index.html [2] かんたん設定ページでファイアウォール機能(動的フィルタ定義、不正 アクセス検知)の設定をできるようにした。   [システム管理]-[フィルタ設定]ページで設定が可能。 [3] ファイアウォール機能を追加した。  ○ コマンド仕様   ・動的フィルタの定義   [入力形式] ip filter dynamic ID SRCADDR DSTADDR PROTOCOL [OPTION ...] ip filter dynamic ID SRCADDR DSTADDR filter FILTER_LIST in FILTER_LIST out FILTER_LIST [OPTION ...]   [パラメータ] ID ... 動的フィルタ番号 PROTOCOL ... プロトコル - ftp/tftp/www/domain/smtp/pop3/telnet - tcp/udp FILTER_LIST ... ip filterコマンドで登録された静的フィルタ番号の リスト OPTION ... オプション - syslog=on/off ... セッションの通信履歴をsyslogに残すか否か - timeout=TIMEOUT ... データが流れなくなったときにセッション情報 を解放するまでの時間(秒)   [説明] 動的フィルタを定義する。1つ目の書式ではあらかじめルータに登録 されているアプリケーション名を指定する。2つ目の書式では、ユー ザがアクセス制御のルールを記述する。'filter'、'in'、'out'の後 には、ip filterコマンドで定義されたフィルタ番号を設定する。 'filter'の後に記述されたフィルタに該当するパケットを観察した ら、それ以降'in'と'out'の後に記述されたフィルタに該当するパケ ットを通過させる。'in'は動的フィルタの方向に対して逆方向のアク セスを制御し、'out'は動的フィルタと同じ方向のアクセスを制御す る。 なお、ip filterコマンドのIPアドレスは無視される。pass/rejectの 引数も同様に無視される。 プロトコルとしてtcpやudpを指定したときには、アプリケーションに 固有な処理は実施されない。特定のアプリケーションを扱う必要があ るときには、アプリケーション名を指定する。   [デフォルト値] syslog=on timeout=60   ・動的フィルタの削除   [入力形式] ip filter dynamic delete ID   [パラメータ] ID ... 動的フィルタ番号   [説明] IDで指定された動的フィルタの定義を削除する。   ・動的フィルタの適用   [入力形式] ip INTERFACE secure filter DIRECTION [ID ... ] [dynamic ID ... ] ip INTERFACE secure filter DIRECTION clear   [パラメータ] INTERFACE ... インタフェース名 DIRECTION ... 検査の方向 - in - out ID ... フィルタの識別子   [説明] インタフェースに静的フィルタと動的フィルタを適用する。 DIRECTIONの直後に静的フィルタの番号を記述し、dynamicの直後に 動的フィルタの番号を記述する。   ・動的フィルタのタイムアウトの設定   [入力形式] ip filter dynamic timer [OPTION=TIMEOUT ... ]   [パラメータ] OPTION ... オプション名 - tcp-syn-timeout ... SYNを受けてから設定された時間内に データが流れなければセッションを切断する - tcp-fin-timeout ... FINを受けてから設定された時間が経てば セッションを強制的に解放する - tcp-idle-time ... 設定された時間内にTCPセッションのデータが 流れなければセッションを切断する - udp-idle-time ... 設定された時間内にUDPセッションのデータが 流れなければセッションを切断する - dns-timeout ... DNSのqueryを受けてから設定された時間内に データが流れなければセッションを切断する TIMEOUT ... 待ち時間 (秒)   [説明] 動的フィルタのタイムアウトを設定する。   [ノート] この設定はすべての検査において共通に使用される。   [デフォルト値] tcp-syn-timeout=30 tcp-fin-timeout=5 tcp-idle-time=3600 udp-idle-time=30 dns-timeout=5   ・動的フィルタによって管理されているコネクションの表示   [入力形式] show ip connection [INTERFACE [INTERFACE_NUMBER] [DIRECTION]]   [パラメータ] INTERFACE ... インタフェース - lan/lan1/lan2 - pp - tunnel INTERFACE_NUMBER ... PP/TUNNELインタフェースの番号 DIRECTION ... 方向 - in - out   [説明] 指定したインタフェースについて、動的なフィルタによって管理さ れているコネクションを表示する。インタフェースを指定しないと きには、すべてのインタフェースの情報を表示する。   ・コネクションの削除   [入力形式] disconnect ip connection SESSION_ID [CHANNEL_ID]   [パラメータ] SESSION_ID ... セッションの識別子 CHANNEL_ID ... チャネルの識別子   [説明] 指定したセッションに属する特定のチャネルを削除する。チャネ ルを指定しないときには、そのセッションに属するすべてのチャ ネルを削除する。   ・侵入検知機能の動作の設定   [入力形式] ip INTERFACE intrusion detection DIRECTION SW [OPTION]   [パラメータ] DIRECTION ... 観察するパケットの方向 SW ... 動作 - on ... 実行する - off ... 実行しない OPTION ... オプション - reject=on/off ... 不正なパケットを破棄するかどうか   [説明] 指定したインタフェースで、指定された向きのパケットについて、 侵入を検知する。   [デフォルト値] SW = off, reject = off   ・侵入情報の履歴の表示   [入力形式] show ip intrusion detection [INTERFACE [INTERFACE_NUMBER] [DIRECTION]]   [パラメータ] INTERFACE ... インタフェース - lan/lan1/lan2 - pp - tunnel INTERFACE_NUMBER ... PP/TUNNELインタフェースの番号 DIRECTION ... 方向 - in - out   [説明] 最近の侵入情報を表示する。各インタフェースの各方向ごとに 最大50件まで表示できる。   ・侵入検知に関するブザーの設定   [入力形式] alarm intrusion SW   [パラメータ] SW ... スイッチ - on ... ブザーを鳴らす - off ... ブザーを鳴らさない   [説明] 侵入を検知したときにブザーを鳴らすかどうかを設定します。   [デフォルト] on [4] ip filter dynamic comment コマンドと ip filter dynamic comment delete コマンドを追加した。 ○コマンド仕様 ・動的フィルタ定義のコメントの設定 [入力形式] ip filter dynamic comment ID COMMENT [パラメータ] ID ... フィルタ番号 COMMENT ... コメント文字列 [説明] かんたん設定専用コマンド。 個々の動的フィルタ定義のコメントを記録する。 [ノート] かんたん設定専用コマンド。コンソールなどから手動設定した場合の 動作は保証しない。現時点ではかんたん設定で使用していない。 ・動的フィルタ定義のコメントの削除 [入力形式] ip filter dynamic comment delete ID [パラメータ] ID ... フィルタ番号 [説明] かんたん設定専用コマンド。 個々の動的フィルタ定義のコメントを削除する。 [ノート] かんたん設定専用コマンド。コンソールなどから手動設定した場合の 動作は保証しない。現時点ではかんたん設定で使用していない。 [5] 以下のサービスを停止できるコマンドを新設した。サービスを停止すると、 ポートも閉じる。 echo 7/tcp, 7/udp discard 9/tcp, 9/udp time 37/tcp, 37/udp これは、rdateコマンドで使用している ○コマンド仕様 ・ECHO, DISCARD, TIME のポートを閉じる [入力形式] ip simple-service SW [パラメータ] SW ... on TCP/UDPの各種サービスを動作させる ... off サービスを停止させる [説明] TCP/UDPのecho(7)、discard(9)、time(37)の各種サービスを動作させ るかどうかを設定する。 [デフォルト] on [6] DNSを利用するかどうかを設定するコマンドを新設した。DNSを利用しない 場合には、ポート53/udpが閉じられる。 ○コマンド仕様 ・DOMAIN のポートを閉じる [入力形式] dns service SERVICE [パラメータ] SERVICE ... recusive DNSリカーシブサーバとして動作する ... off サービスを停止させる [説明] DNSリカーシブサーバとして動作するかどうかを設定する。 [デフォルト] recursive [ノート] DNSリカーシブサーバとして動作する場合には53/udp(domain)ポート を開け、DNSリカーシブサーバとして動作していない場合には該当 ポートを閉じる。 [7] PPTPサーバを利用するかどうかを設定するコマンドを新設した。PPTPサー バを利用しない場合には、ポート1723/tcpが閉じられる。 ○コマンド仕様 ・PPTPサーバ機能の有無の設定 [入力形式] pptp service SW [パラメータ] SW ... on PPTPサーバ機能を有効にする ... off PPTPサーバ機能を無効にする [説明] PPTPサーバ機能を有効にするか否かを選択する。 [デフォルト] on [ノート] 変更した設定値は再起動しなければ動作に反映されない。 PPTPサーバ機能が有効な場合には、TCPポート(1723)を開け、 PPTPサーバ機能が無効な場合には、該当ポートを閉じる。 [8] かんたん設定がアクセスするNTPサーバを記録するコマンドを追加した。 ○コマンド仕様 ・かんたん設定がアクセスするNTPサーバを記録するコマンド [入力形式] provider ntpdate NTP_SERVER_NAME [パラメータ] NTP_SERVER_NAME ... NTPサーバ名 (IPアドレスまたはFQDN) [説明] かんたん設定専用のNTPサーバを1個所記録するコマンド。 provider ntp server コマンドは、接続先ごとのIPアドレス情報だが、 このコマンドは、1個所のIPアドレスまたはFQDNである。 [ノート] かんたん設定専用コマンド。コンソールなどから手動設定した場合の 動作は保証しない。現時点では、かんたん設定で使用していない。 [デフォルト値] provider ntpdate (指定なし) [9] かんたん設定のADSL設定の登録の修正画面で、MTUを設定できるようにし た。 [10] 以下のコマンドを、かんたん設定のコマンド入力から実行できるように した。 packetdump pp packetdump lan packetdump lan1 packetdump lan2 packetdump pptp [11] show analog extension コマンドによる接続拒否中のアナログ子機一覧で、 アナログ子機のIPアドレスも表示するようにした。 [12] analog extension slave permit コマンドをかんたん設定で設定できるよ うにした。 ・機器番号が未登録なアナログ子機からの接続を 許可/拒否 ・拒否設定時には、接続を拒否されているアナログ子機の一覧を表示 (その一覧からも機器番号を設定できる) [13] PIAFS2.2に対応したPIAFS端末と接続できるようにした。 [14] IPマスカレードで変換するためのエントリがないためにパケットを破棄 するとき、nat descriptor log コマンドの設定が"on"であれば、notice レベルのsyslogを出力するようにした。   [syslogの例] PP[01] Rejected at NAT(1): ICMP 133.176.200.100 > 133.176.200.102 : echo request PP[01] Rejected at NAT(1): TCP 133.176.200.100:1085 > 133.176.200.102:23 [15] ip filterコマンドにtcpflagオプションを追加した。これにより、TCP フラグによる様々な条件設定が可能になる。 [入力形式] ip filter FILTER_NUM PASS_REJECT SRC_ADDR[/MASK][DEST_ADDR[/MASK][PROTO[SRC_PORT_LIST[DEST_PORT_LIST]]]] [パラメータ] ・FILTER_NUM ... フィルタの番号 ・PASS_REJECT ・pass-log ... 一致すれば通す(ログに記録する) ・pass-nolog ... 一致すれば通す(ログに記録しない) ・reject-log ... 一致すれば破棄する(ログに記録する) ・reject-nolog ... 一致すれば破棄する(ログに記録しない) ・restrict-log ... 回線が接続されていれば通し、切断されていれば 破棄する(ログに記録する) ・restrict-nolog ... 回線が接続されていれば通し、切断されていれ ば破棄する(ログに記録しない) ・SRC_ADDR ... IPパケットの始点IPアドレス ・xxx.xxx.xxx.xxx xxxは ・10進数 ・* (ネットマスクの対応するビットが8ビットとも0と同じ) ・間に - をはさんだ2つの上項目、- を前につけた上項目、 - を後ろにつけた上項目、これらは範囲を指定する。 ・* (すべてのIPアドレスに対応) ・DEST_ADDR ... IPパケットの終点IPアドレス(SRC_ADDRと同じ形式)。 省略したときは1個の*と同じ。 ・MASK ... IPアドレスのビットマスク、省略したときは0xffffffffと同じ ・xxx.xxx.xxx.xxx(xxxは10進数) ・0xに続く16進数 ・マスクビット数 ・PROTO ... フィルタリングするパケットの種類 ・プロトコルを表す10進数 ・プロトコルを表すニーモニック ---------- icmp 1 tcp 6 udp 17 ---------- ・上項目のカンマで区切った並び(5個以内) ・* (すべてのプロトコル) ・established ・tcpfin ・tcprst ・tcpflag=FLAG_VALUE/FLAG_MASK ・tcpflag!=FLAG_VALUE/FLAG_MASK ・FLAG_VALUE ... TCPフラグの値 (header length (offset) 〜 code bits の2byte) ・0xに続く16進数 0x0000 - 0xffff ・FLAG_MASK ... TCPフラグのビットマスク ・0xに続く16進数 0x0000 - 0xffff tcpflag 意味 ------------------------ 0x0020 URG 0x0010 ACK 0x0008 PSH 0x0004 RST 0x0002 SYN 0x0001 FIN ------------------------ 省略したときは*と同じ。 ・SRC_PORT_LIST ... UDP、TCP のソースポート番号 ・ポート番号を表す10進数 ・ポート番号を表すニーモニック(一部) ニーモニック ポート番号 -------------------------- ftp 20,21 ftpdata 20 telnet 23 smtp 25 domain 53 gopher 70 finger 79 www 80 pop3 110 sunrpc 111 ident 113 ntp 123 nntp 119 snmp 161 syslog 514 printer 515 talk 517 route 520 uucp 540 -------------------------- ・間に - をはさんだ2つの上項目、- を前につけた 上項目、- を後ろにつけた上項目、これらは範囲を 指定する。 ・上項目のカンマで区切った並び(10個以内) ・* (すべてのポート) 省略したときは*と同じ。 ・DEST_PORT_LIST ... UDP、TCP のデスティネーションポート番号 [説明] IP パケットのフィルタを設定する。このコマンドで設定されたフィ ルタは ip (lan/lan1/lan2/pp) secure filter コマンド、ip tunnel secure filter コマンド、ip (lan/lan1/lan2/pp) rip filter コマ ンドで用いられる。 [ノート] restrict-log及びrestrict-nologを使ったフィルタは、回線が接続 されているときだけ通せば十分で、そのために回線に発信するまで もないようなパケットに対して有効。 例えば、時計をあわせるNTPパケット。 "ip filter pass * * icmp,tcp telnet" などのように、TCP/UDP以 外のプロトコルとポート番号の両方が指定されている場合、TCP/UDP 以外のパケットに関しては、ポート番号の指定をチェックしない。 "ip filter pass * * * telnet" などのように、TCP/UDPと明記せず にポート番号を指定していた場合、TCP/UDP 以外もフィルタに該当 する。 "ip filter pass * * tcpflag=FLAG_VALUE/FLAG_MASK" はTCPのフラ グとFLAG_MASKの論理積がFLAG_VALUEと一致すればフィルタに該当する。 "ip filter pass * * tcpflag!=FLAG_VALUE/FLAG_MASK" はTCPのフ ラグとFLAG_MASKの論理積がFLAG_VALUEと一致しなければフィルタに 該当する。 "ip filter pass * * tcpfin" は"ip filter pass * * tcpflag=0x0001/0x0001" と同じである。 "ip filter pass * * tcprst" は"ip filter psss * * tcpflag=0x0004/0x0004" と同じである。 [設定例] # ip filter 3 pass-nolog 172.20.10.* 172.21.40.0/0xffffc000 tcp ftp 「サーバを公開するとき、公開サーバへのTCP接続は許可するが、公開サ ーバからインターネット向けの通信は拒否したい。」というポリシー。 # ip filter 1 reject SERVER_IP * tcpflag=0x0002/0x00ff SERVER_PORT * # ip filter 100 pass * * * * * # pp select N # ip pp secure filter out 1 100 [16] 機器間アナログ通話機能をIPv6, IPv4の両方で通信できるようにした。 IPv6で話す機器とIPv4で話す機器との接続はできない。 その機器が話すIPプロトコルは、analog extension master で設定され ているIPアドレスがIPv6かIPv4かに依存する。 [17] analog extension address referコマンドを追加した。 ○コマンド仕様 [入力形式] analog extension address refer INTERFACE [パラメータ] ・INTERFACE lan ... lanインターフェース (1 LANインターフェースモデル) lan1, lan2,... ... lanインターフェース (複数LANインターフェースモデル) pp 相手先情報番号 ... ppインターフェース (番号) pp anonymous ... ppインターフェース (anonymous) pp leased ... ppインターフェース (leased) [説明] 機器間アナログ通話に使用するIPアドレスを取得するインターフェース を設定する。 [ノート] ppインターフェースでNATを使用する場合、静的NATをudpポートの 2427-2429 および 5004-(5004+(アナログポート数+BRIインターフェース数*2)*2) に設定する必要がある。 またフィルター設定も、上記ポートを通す設定が必要である。 ppインターフェースでISDN回線/専用線を使用する場合、MPが設定され ていないと帯域の不足により音声が正常に伝達されない。 [デフォルト値] lan (1 LANインターフェースモデル) または lan1 (複数LANインターフェースモデル) [18] ステーションモードに設定されている時、かんたん設定ページからマルチ キャストパケットを受信させるかどうかを設定できるようにした。 [19] マルチキャストパケットを受信させるかどうかを設定するコマンドを新設 した。 ○コマンド仕様 ・プロミスキャスモードの設定 [入力形式] airlink promiscuous SW [パラメータ] SW ... スイッチ - on ... プロミスキャスモードで動作する - off ... プロミスキャスモードで動作しない [説明] プロミスキャスモードで動作するか否かを設定する。 ステーションモードでマルチキャストパケットを受信させたい場合は、 onに設定する。 [デフォルト値] off [ノート] 隣接するアクセスポイントが多いなど、無線環境によっては"on"に設定 すると正常に動作しない場合がある。その場合は使用するチャネルを変 更する必要がある。 ■仕様変更 [1] PPPoEにおいて、LCPとNCPのパケットに関しては切断タイマの監視対象外 とした。PPPoEではこれらが定期的に送受信されるため、他にデータの送 受信がなくても切断タイマで切断されないことがあった。 [2] 以下のサービス向けのポートを、必要ない時には閉じるようにした。 67/udp dhcp serviceコマンドが設定されていない時 68/udp 以下のコマンドがいずれも設定されていない時 ip (lan/lan1/lan2) address dhcp ip (lan/lan1/lan2) secondary address dhcp ip pp remote address dhcpc [LAN] ip pp remote address pool dhcpc [LAN] 69/udp tftp hostコマンドが設定されていない時 520/udp ip lan/pp routing protocol none が設定されている時 [3] UDPポート2430番を閉じた。 [4] LAN IN のパケットダンプ表示でもイーサネットヘッダまで表示するよう にした。 ■バグ修正 [1] 無線ブリッジのステーション側でマルチキャストパケットを受信しないた めに、ファイル共有等ができないバグを修正した。 [2] 既に使用中の PPPoE 用の PP に発信が要求されると、その PP の PPP を強制終了してしまうバグを修正した。 dns server pp あるいは dns server select N pp により DNS サーバを 通知してもらう相手先 PP が設定されている状態で、接続の開始から完了 までに DNS の名前解決のパケットが複数個発生すると、問題の現象が発生 していた。 [3] access concentrator の綴りを間違えていたバグを修正した。 consentrator の綴りで設定が保存されている場合には concentrator に 自動的に設定が変換されて読み込まれる。 [4] DHCPクライアント機能において、ルータアドレスを明示的に要求していな かったため、一部のDHCPサーバからルータアドレスを得られなかったバグ を修正した。 一部のCATV事業者との接続で、DHCPクライアント機能によるIPアドレスの 取得時にデフォルトゲートウェイのアドレスを取得することができずに、 外部との通信が行えない現象が発生することがあった。 [5] DHCPクライアント機能を有効にしたLANインタフェースにケーブルが接続 されていないとき、パケットの送受信を繰り返しているとシステムがハン グアップしてしまうバグを修正した。 [6] 一部の不正なIPオプションヘッダを受信すると、正常に動作しなくなるバ グを修正した。 [7] show ip filter コマンドで、リブートするバグを修正した。 また、show ip filter コマンドヘルプ文の誤りを修正した。 [8] IPマスカレードと静的NATを共用する設定で、対応する内側アドレスの機 器が動作していない静的NATの外側アドレスに対して、外部からTCP/UDPパ ケットを送信すると、その後の動作が不安定となるバグを修正した。 [9] 起動時刻の設定がされず、show environment での起動時刻が 2000/00/00 00:00:00になっていたバグを修正した。 [10] syslog hostがIPアドレスで設定されている場合に限り、show syslogで "Syslogホスト"と表示されるべき所が"アクセス許可"と表示されるバグ を修正した。 [11] TFTP経由でsave allコマンドが実行できないバグを修正した。 [12] IPマスカレードと静的NATを共用する設定で、対応する内側アドレスの機 器が動作していない静的NATの外側アドレスに対して、外部からTCP/UDPパ ケットを送信すると、その後の動作が不安定となるバグを修正した。 [13] アナログポートの全てが着信を拒否して即座にRVS-COM(LAN)に着信する 場合に、ハングアップするバグを修正した。 [14] 機器間アナログ通話でアナログ子機の電話を同時に複数オフフックする と、その後のアナログ機能が使用不可になるバグを修正した。 [15] 網側のフレックスホンにおいて、Bチャネルの空きがある時にキャッチホ ンで呼を切り替えた後、切り替えた先の音声と繋がらないことがあるバグ を修正した。 [16] 電話機からの設定で機能番号46が設定できなかったバグを修正した。 [17] NATディスクリプタを設定していない状態で以下のコマンドを発行すると 設定に変更があったと見なされてしまうバグを修正した。 show nat descriptor address show nat descriptor interface address (lan/lan1/lan2/pp) [18] LAN-TA機能での接続切断あるいは接続失敗を繰り返していると、その後 の動作が不安定になるバグを修正した。 [19] LAN-TA機能の切断時にブザーが鳴らないバグを修正した。 [20] 単独動作モードまたはアナログ親機モードにおいて、RVS-COM(LAN)への 切り替えタイマをオフ(isdn-dcp switch timer off)にして、即座に RVS-COM(LAN)に着信するように設定されていると、着信転送の設定に関わ らずRVS-COM(LAN)に着信してしまうバグを修正した。 [21] リモートセットアップでの発着信で通信履歴が正しく記録されないバグ を修正した。またリモートセットアップの着信を繰り返しているとハング アップしてしまうバグを修正した。 [22] リモートセットアップで airlink mode access-point コマンドを実行 するとリブートするバグを修正した。 [23] 以下のコマンドヘルプ文の誤記を修正した。 ・ip filter comment delete コマンドのASCIIヘルプ文の誤記を修正した。 ・provider set off コマンドのヘルプ文の誤記を修正した。 ・dns serviceコマンドのヘルプ文の誤記を修正した。 ・以下のコマンドのASCIIヘルプ文の誤記を修正した。 ・analog arrive incomming-signal delete     ・provider dns server ・provider filter routing ・provider isdn account nighttime ・provider isdn auto disconnect off ・provider lan name ・provider lan1 name ・provider lan2 name ・provider lan name ・provider ntpdate ・provider ntp server ・provider ppp mp use on ・provider select ・provider set off ・provider set on ・provider type ・Error: No such provider information [24] PPPoE機能でフレッツ・ADSLに接続して切断した時にブザーが2回鳴るこ とがあるバグを修正した。 [25] かんたん設定において、以下のバグを修正した。 ・端末型接続で手動接続時の接続先を「切り替える」に設定した後にプロ バイダ情報を全部削除すると、 ・ip route default gateway ... ・provider filter routing connection ・dns server select ... コマンドが消えていなかった。 削除後(上記のコマンドが残っている)、CATV接続の設定画面でデフォル トゲートウェイの入力ボックスが2個表示されてしまう。 ・複数プロバイダ接続の設定がしてある状態で、1つのプロバイダを削除 しても nat descriptor type コマンドが消えていなかった。 ・ADSL設定で「自動接続をしない」に設定してあっても、手動接続をする ことで「自動接続をする」に設定が変わってしまう。 ・端末型プロバイダ接続のプロバイダ接続方式で「手動接続時に接続先を 切り替えない」を選んでいるとき、プロバイダ情報を削除しても、dns server select の設定が消えないことがある。 ・専用線の設定をする時に、NTPサーバの設定をしてもかんたん設定に反 映されていなかった。 ・かんたん設定の端末型プロバイダ接続設定の生成する dns server select コマンドが不適切になったり、「自動接続する」と表示される のに自動接続できない場合がある。 ・ADSL接続の設定をして、 [システム管理]-[本機をISDN回線に接続する] のチェックを外してある(またはbri disable)場合に、かんたん設定か らメール着信ができない。 ・[手動接続/切断]画面のLAN間接続用[接続]と[切断]ボタンがログイン ユーザでは実行できない。 ・[手動接続/切断]画面で「切断」と表示したままリロードを繰り返して しまうことがある。 [26] CONN/DISCONNボタンからPPPoE接続ができないように修正した。 [27] TFTPで analog extension machine-id delete コマンド実行できないバグ を修正した。 [28] ルーティングがOFFの設定でRIPを受信すると動作が不安定になるバグを 修正した。 [29] 発着信を繰り返していると、システムがハングアップするバグを修正した。 [30] 停電時にアナログポートに着信があると、停電から復旧したときに動作 が不安定になるバグを修正した。 [31] ip pp remote address (pool) dhcpc コマンドをsaveして再起動させた とき、DHCPでアドレスを取得しないのを修正した。 [32] アナログ親機のIPアドレスを変更した時、またはアナログ子機モードを 他のモードに変更した場合、アナログ子機モードに接続されているISDN 回線を使用したPPの接続が切れてしまうバグを修正した。 [33] Bチャネルが2つ接続されている状態でデータ呼の着信を受けると、その 後の発着信を行えなくなることがあるバグを修正した。 [34] 外線通話を繰り返していると、動作が不安定になるバグを修正した。 [35] アクセスポイントとステーション間で通信できなくなることがあったの を修正した。 [36] リブートが発生した場合にリブートログが表示されないバグを修正した。 [37] analog extension master コマンドで設定を変更した直後の発着信動作が 不安定になるバグを修正した。 [38] アナログ親機とアナログ子機の接続/切断の繰り返し、または単独動作モー ドとアナログ子機モードの切り替えを繰り返すことにより、動作が不安定 になることがあったのを修正した。 [39] アナログ子機モードのコンソールで show analog extension config コマ ンドを複数回入力するとリブートするバグを修正した。 以上