Revision : 08.00.41 Release : Mar 2004, ヤマハ株式会社 RT57i Rev.8.00.41 リリースノート ====================================================================== ○ Rev.8.00.27からの変更点 ====================================================================== ■機能追加 [1] IP電話サーバ対応機能で、SIPサーバへ送信するREGISTERリクエストの更 新間隔を設定出来るようにした。 ○SIPサーバに送信するREGISTERリクエストの更新間隔の設定 [入力形式] sip server register timer server=NUM OK_T NG_T [パラメータ] ・NUM SIPサーバ番号 ・OK_T 通常時更新間隔(分) ・NG_T 異常時更新間隔(分) [説明] SIPサーバにREGISTERリクエストを送信する間隔を設定する。正常に 更新されている場合には通常時更新間隔毎に更新する。サーバからエ ラーが返されたり、サーバからの応答が無い場合には、異常時更新間 隔毎に更新する。また、この時のExpiresヘッダは通常時更新間隔を 2倍して秒に直した値で送信する。しかし、サーバからExpiresの指定 があった場合は、その値に従って指定された値の半分の時間で通常時 の更新を行う。 [初期値] OK_T = 30 NG_T = 5 [2] IP電話サーバ対応機能で、着信時に電話機に通知するナンバー・ディスプ レイ情報の表示内容を変更できるようにした。 ○SIPプロトコルによるインターネット電話着信時の、SIPサーバ毎のナン バー・ディスプレイ表示内容作成ルールの設定 [入力形式] sip server arrive number display server=SIP_SERVER_NUM rule=RULE [パラメータ] ・SIP_SERVER_NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) ・RULE ナンバー・ディスプレイ表示内容ルール 'as-is' ... DisplayName、SIPユーザ名の順に検索、表示でき る内容をそのまま表示。 '1' ... 1. SIPユーザ名が数字であった場合、SIPユーザ名 を使用し、 1.1 8桁未満であればそのまま表示 1.2 先頭が'0'であればそのまま表示 1.3 先頭が'81'または'+81'であれば、その部分 を'0'に置き換えて表示 1.4 その他の場合は先頭に'0'を付加して表示 2. SIPユーザ名が数字のみでない場合、 2.1 DisplayName に番号非通知の理由表示が示 されていれば、その内容を表示 2.2 DisplayName が全て数字の場合、その番号 を表示 2.3 DisplayName が数字のみでない場合、ある いはDisplayName がない場合、サービス提 供不可で非表示 '2' ... '1' のルールにおいて、2.2 においてサービス提 供不可で非表示とする [説明] SIPプロトコルによるインターネット電話着信で、自分のSIPアドレス 帳に設定されていない相手からの着信、あるいは NetVolante 電話番 号が通知された着信でない場合に、ナンバー・ディスプレイ等での発 番号情報表示内容のルールを設定する。 [デフォルト値] '1' [3] ISDNインタフェース経由での発着信を制御できるようにした。 この機能により、ISDN回線に接続せずに使用するときに、VoIPの発信時に 記録されていた"Detect BRI connector trouble"というログを記録しない ようにすることができる。 ○ISDNインタフェースの使用制限を設定する [入力形式] isdn use INTERFACE USE [パラメータ] ・INTERFACE ... BRIインタフェース名 ・USE off ........... 発着信禁止 on ........... 発着信可 call-only ..... 発信専用(着信規制) arrive-only ... 着信専用(発信規制) [説明] 指定したインターフェースの公衆回線に対する発着信を制限する [初期値] on [4] TELポートに接続したプッシュ式電話機での操作により、HTTPサーバを経 由したファームウェアのリビジョンアップができるようにした。 また、HTTPリビジョンアップに関する操作の可否を設定できるようにした。 ○TELポートに接続されたプッシュ式電話機での操作方法 [機能番号] 020901 [実行方法] 1) 受話器を上げる。 2)「*」「#」「0」「2」「0」「9」「0」「1」をダイヤルする。 3)「#」をダイヤルするとリビジョンアップが開始され、受話器から 一定周期でリビジョンアップ中を通知する音が鳴り続ける。 4) 完了までには数分かかる。 5) 正常終了時は「ピーー」音の後、自動的に再起動し、失敗時は 「ピー、ピー」音で通知される。 [説明] リビジョンアップ中に受話器を置くことでリビジョンアップを中止で きるが、既に書き込み動作に入っている場合は中断できない。TELNET やシリアルコンソールでもリビジョンアップの状況を確認できる。 HTTPサーバへの接続はhttp revision-upコマンドの設定に従っておこ なわれる。内蔵のどのTELポートからも実行可能である。 ○HTTPリビジョンアップの可否を設定する [入力形式] http revision-up permit SW no http revision-up permit [SW] [パラメータ] ・SW on ....リビジョンアップを許可する off ...リビジョンアップを許可しない [説明] HTTPリビジョンアップを許可するか否かを設定します [ノート] 本コマンドの設定は、コマンドによるリビジョンアップ、かんたん設 定ページでのリビジョンアップ、電話機によるリビジョンアップの全 ての動作について可否を制御します。 [初期値] on ○電話機からの操作によるHTTPリビジョンアップの可否を設定する [入力形式] analog http revision-up permit SW [パラメータ] ・SW on ... 電話機からのリビジョンアップ操作を許可する off ... 電話機からのリビジョンアップ操作を許可しない [デフォルト値] on [5] DNSリカーシブサーバ機能で、自分が送信するDNS問い合わせパケットの始 点ポート番号を設定するコマンドを新設した。 ○DNS問い合わせパケットの始点ポート番号を設定する [入力形式] dns srcport PORT no dns srcport [PORT] [パラメータ] PORT ... 1-65535 [説明] DNSリカーシブサーバ機能で、自分が送信するDNS問い合わせパケット の始点ポート番号を設定する。 [デフォルト値] 53 [6] Wake On LAN機能として、Magic Packetを送信する機能と、他から送られ た Magic PacketをLANインタフェースに中継する機能を実装した。 また、ip filter directed-broadcastコマンドも、ip filterコマンドでの フィルタ指定によりパケットの通過、拒否が選択できるように拡張した。 ○Magic Packetを送信する [入力形式] wol send [-i INTERVAL] [-c COUNT] INTERFACE MAC-ADDRESS [IP-ADDRESS [udp PORT]] wol send [-i INTERVAL] [-c COUNT] INTERFACE MAC-ADDRESS ethernet TYPE [パラメータ] INTERVAL ... パケットの送信間隔 (秒) COUNT ... パケットの送信回数 INTERFACE ...LANインタフェース名 MAC-ADDRESS ... MACアドレス IP-ADDRESS ... IPv4アドレス PORT ... UDPポート番号 TYPE ... イーサネットタイプフィールドの値 [説明] 指定したLANインタフェースにMagic Packetを送信する。 第1の形式では、IPv4 UDPパケットとしてUDPペイロードにMagic Packet データシーケンスを格納したパケットを送信する。終点IPアドレスと、 終点UDPポート番号を指定できるが、省略した場合には、終点IPアド レスとしてはインタフェースのディレクティッドブロードキャストア ドレスが、終点ポート番号には9(discard)が使われる。 また、終点IPアドレスを指定した場合にはユニキャストでパケットを 送信する。その場合、通常のルーティングやARPの手順は踏まず、終 点MACアドレスはコマンドで指定したものになる。終点IPアドレスを 省略した場合にはブロードキャストでパケットを送信する。 第2の形式では、Ethernetヘッダの直後からMagic Packetのデータシ ーケンスが始まるパケットを送信する。この時、イーサネットタイプ フィールドとしては、1501〜65535の値を指定しなくてはいけない。 どちらの形式でも、-i、-cオプションでMagic Packetの送信間隔およ び回数を指定できる。パケットの送信中でも、^Cキーでコマンドを中 断できる。 [ノート] RT自身が直結しているLANインタフェース以外にMagic Packetを送信 することはできない。 [デフォルト] INTERVAL: 1 (秒) COUNT: 4 ○遠隔地から送信された、ディレクティッドブロードキャスト宛のIPv4パ ケットとして構成されたMagic PacketをLANに中継する [入力形式] ip INTERFACE wol relay SW [パラメータ] INTERFACE ... LANインタフェース名 SW ... スイッチ broadcast ... Magic Packetをブロードキャストパケットとして 中継する unicast ... Magic Packetをユニキャストパケットとして中継す る off ... Magic Packetかどうか検査しない [説明] IPv4パケットとして構成されたMagic Packetを指定したLANインタフ ェースに中継する。IPv4パケットの終点IPアドレスは指定したLANイ ンタフェースのディレクティッドブロードキャスト宛でなくてはいけ ない。 'broadcast'または'unicast'を指定した場合には、受信したパケット の内容をチェックし、Magic Packetデータシーケンスが存在する場合 にのみパケットを中継する。 'broadcast'を指定した場合には、MagicPacketをブロードキャストパ ケットとしてLANインタフェースに送信する。 'unicast'を指定した場合にはMagic PacketデータシーケンスからMAC アドレスを抜きだし、それを終点MACアドレスとしたユニキャストパ ケットとして送信する。 'off'を指定した場合には、Magic Packetかどうかの検査は行わない。 [ノート] いずれの場合も、Magic Packetとして中継されなかった場合のパケッ トは、ip filter directed-broadcastコマンドの設定に基づき処理さ れる。 [デフォルト] off ○ディレクティッドブロードキャストパケットの扱いを設定する [入力形式] ip filter directed-broadcast on ip filter directed-broadcast off ip filter directed-broadcast filter FILTER [FILTER...] [パラメータ] FILTER ... IPフィルタの番号 [説明] 終点アドレスがディレクティッドブロードキャストアドレスであるIPv4 パケットの扱いを設定する。 'on'を指定した場合には、ディレクティッドブロードキャストパケッ トはすべて破棄する。 'off'を指定した場合には、ディレクティッドブロードキャストパケ ットはすべて通過させる。 'filter'を指定した場合には、ip filterコマンドで設定したフィル タでパケットを検査し、PASSフィルタにマッチした場合のみパケット を通過させる。 [ノート] このコマンドでのチェックよりも、wol relayコマンドのチェックの 方が優先される。wol relayコマンドでのチェックにより通過させる ことができなかったパケットのみが、このコマンドでのチェックを受 ける。 [デフォルト] on ■仕様変更 [1] IP電話サーバ対応機能において、先頭に184/186を付加せずにダイヤルし て発信したときに、相手に発信者番号を通知するか否かを設定できるよう にした。 また、184/186による指定に関わらず、常に通知する、または、常に通知し ない、と設定できるようにした。 上記変更に伴い、sip server privacy コマンドを以下のように変更した。 ○先頭に付加された184/186をどのように取り扱うかを指定する。 [入力形式] sip server privacy NUM SW [PATTERN] [パラメータ] ・NUM ... サーバの登録番号 (1-65535) ・SW off ... ダイヤルされたそのままの番号で発信する always-off ... ダイヤルされた番号から184/186を取り除き、 常に「通知」で発信する always-on ... ダイヤルされた番号から184/186を取り除き、 常に「非通知」で発信する default-off ... ダイヤルされた番号から184/186を取り除 き、184が付加されている場合には「非通 知」で、それ以外の場合には「通知」で発 信する。 default-on ... ダイヤルされた番号から184/186を取り除き、 186が付加されている場合には「通知」で、 それ以外の場合には「非通知」で発信する。 ・PATTERN sip-privacy ... draft-ietf-sip-privacy-01に従って発信 者番号の通知/非通知を行う。 rfc3325 ... RFC3325に従って発信者番号の通知/非通知を行 う。 as-is ... ダイヤルされた番号に184/186を付加して発信す る。 [説明] ダイヤルされた番号の先頭に付加された184/186をどのように取り扱 うかを指定する。 各パターンパラメータで指定した方式に従って、ダイヤルされた番号 を処理する。 パターンパラメータを省略した場合は、draft-ietf-sip-privacy-01 に従って、ダイヤルされた番号を処理する。 [デフォルト値] off [2] VoIP機能において、以下の仕様変更を行った。 1) SIPの認証時にdomainパラメータを含むレスポンスを受信すると、対す るリクエスト送信時にuriパラメータにdomainパラメータをコピーして いたバグを修正した。 2) IPのパケット送信時にUser-Agentヘッダを付けないように変更した。 3) SIPのre-INVITEリクエスト送信時に認証情報を付加しないように変更し た。 4) SIPのre-INVITEリクエスト受信時にRecord-Routeヘッダが付いていた場 合は、200(OK)レスポンス送信時にRecord-Routeヘッダを付けるように 修正した。 5) SIPのre-INVITEに対するレスポンス受信時にRecord-Routeヘッダが付い ていない場合は、Route-set情報を変更しないように修正した。 6) SIPのinitial-INVITE送信時にToヘッダのDisplayName部分を付けないよ うに変更した。 7) SIPのINVITEに対する180(Ringing)レスポンス送信時にP-N-UATypeヘッ ダを付加し、"ip"という要素を記述するようにした。 8) re-INVITEを受信せずセッションタイマが満了して切断処理を開始する 契機をSession-Expiresヘッダで指定された時間よりも30秒遅くしてい たのを指定された時間より10秒早くするように修正した。 9) sip server qvalueコマンドにおいて、q値として小数点以下3桁までの 値を設定できるようにした。 10) sip sesstion timerコマンド、および、sip server session timerコ マンドにおいて、設定可能なタイマ値の範囲を60秒〜540秒に変更した。 [3] VoIP機能で、To, From, Call-ID, CSeqの値が同じでRequest-URIの値のみ が異なるINVITEリクエストを約40秒以内に受信したときに、INVITEリクエ ストの再送と判断して後発のリクエストを捨てていたが、それぞれを別々 の呼として着信させる事が出来るように対応した。 [4] show status sip presenceコマンドでExpiresの値を表示するようにした。 なお、端末がオフラインの場合には Expires に '-' が表示される。 [5] VoIP機能で、RTCP パケットの送出間隔を5秒±2.5秒に変更した。 [6] かんたん設定ページの[電話の設定]-[VoIPの設定]-[VoIPの基本設定]で、 [発信時のプレフィックス(識別番号)設定]でプレフィックスを入力せずに [を付けて]を指定したときに、プレフィックスなしと設定されるようにし た。 なお、複数の経路に対して同時にプレフィックスなしと設定することがで きる。 [7] analog arrive without-calling-number コマンドで、最大3つまでOPTION を指定きるようにした。 [入力形式] analog arrive without-calling-number PORT TYPE [OPTION ...] no analog arrive without-calling-number PORT [パラメータ] PORT ..... 1 ... TEL1ポート 2 ... TEL2ポート TYPE ..... permit ... 発番号情報なし着信を許可する reject ... 発番号情報なし着信を拒否する OPTION ... all ... すべての着信を対象にする public-telephone ... 本設定を公衆電話からの着信に限 定する rejected-by-user ... 本設定をユーザによる通知拒否 の着信に限定する service-unavailable ... 本設定を表示圏外からの着信 に限定する [説明] 指定したアナログポートの発番号情報なしの着信を、指定した非通知 理由により許可するか否かを選択する。 [デフォルト値] TYPE = permit OPTION = all [8] かんたん設定ページの[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TEL1ポートの設 定]または[TEL2ポートの設定]-[着信機能設定]で、発番号がない着信を許 可するか否かの設定ができるようにした。 [9] ip simple-serviceコマンドのデフォルト値をonからoffに変更した。 本機をホストと指定してrdateにより時計を合わせている機器がある場合に は、ip simple-service onと設定を変更しなければならない。 [10] WANポートのコネクタ抜け時のエラーコードを変更した。 本仕様変更前は、BRIコネクタ抜け時のエラーコードと共用していたために、 WANポートコネクタ抜けによるPPPoE接続失敗時に"BRI connector trouble" とログに記録されていた。 [11] pingコマンドで、-wオプションに指定できる値を0.1〜99.9の範囲に制限 した。 [12] DHCPサーバ機能で、端末にIPアドレスをリースしてから、再起動などの 理由でリースした情報を失い、その後で、再び同じ端末からIPアドレスを 要求されたとき、従来の処理では、以前と異なるIPアドレスをリースする ことがあったが、端末のMACアドレスを手がかりにして、可能であれば、以 前と同じIPアドレスをリースするようにした。 [13] 再起動時のレジスタダンプとスタックダンプの表示を、従来はINFOレベ ルで記録していたのをDEBUGレベルに変更した。 起動理由は従来通りINFOレベルで記録される。 また、show status bootコマンドを新設し、起動理由、レジスタダンプと スタックダンプを表示できるようにした。 [14] LANインタフェース向きの静的経路は、従来はLANインタフェースの状態 に関わらず常に有効であり、動的経路プロトコルでも広告されていたが、 hide指定した場合に限り、LANインタフェースがダウンするとその経路も無 効になるように変更した。 [15] SYSLOGで、自分が送信しようとしたSYSLOGパケットがフィルタなどによ って落された場合には、そのフィルタログはルータ内部のログとしては記 録するが、SYSLOGとしてルータの外に送信しないように変更した。 従来はそのフィルタのログをまたSYSLOGとして送信しようとして高負荷な 状態に陥っていたのを回避できる。 [16] show status lanコマンドでの表示で、「資源不足による受信失敗」と 「メモリ不足による受信失敗」を「受信オーバーフロー」に合算して、 「受信オーバーフロー」だけを表示するようにした。 [17] パケットをPPインタフェースに送出する場合の、クラス分けを行う処理 位置を変更した。 従来はNAT処理後に行っていたクラス分けをNAT処理前に行うようにした。 これにより、PPインタフェースにNATを適用する場合でもNAT前送信元IPア ドレスによるクラス分けが可能となる。 なお、LANインタフェースとトンネルインタフェースでは、これまでもNAT 処理前にクラス分け処理が行われている。 [18] LANインタフェースのリンク状態は1秒毎に監視しているため、実際にリ ンクがアップするタイミングとそれを認識するタイミングにずれが生じる ことがある。 そのため、ルータがリンクアップを認識する前にパケットを受信すること があるが、そのようなパケットは処理せず破棄するようにした。 リンクアップを認識していないときにはそのLANインタフェースのimplicit 経路が無効になっているため、代理ARP機能などで問題が発生する可能性 があった。 ■バグ修正 [1] IP電話サーバ対応機能で、SIPサーバへ送信するREGISTERリクエストの更 新間隔が短くなることがあるバグを修正した。 REGISTERリクエストに対するSIPサーバからのレスポンスに複数のContact ヘッダが付与されていたときに現象が発生していた。 [2] FAXや映像などの音声以外にも対応しているSIP機器からのVoIP着信が出来 ないことがあるバグを修正した。 本修正により、音声のみの通話について着信できるようになる。 [3] VoIP通話、または、ISDN回線経由の電話の着信を受けている状態で、高負 荷な状態が継続したこと等を原因として、全ての通話が強制的に切断され ると、発信側に切断が通知されない、また、その後、ISDN回線経由での2つ 目の発着信が出来なくなるバグを修正した。 [4] VoIPの着信をしたときに、リンガが鳴り始める前に発信側から切断される と、その後、VoIPの着信ができなくなることがあるバグを修正した。 [5] 複数のTELポートにVoIPで着信したときに、着信直後に切断されるとTELポ ートに接続された電話機のリンガが鳴り続け、その繰り返しによりVoIPの 発着信ができなくなるバグを修正した。 [6] VoIP機能で、SDPの最後にCRLFが付加されていないSIPパケットをNAT変換 したときに、リブートするバグを修正した。 MSNMessengerのリアルタイム通信サービスでインスタントメッセージをル ータを越えて送信したときに現象が発生していた。 [7] sip serverコマンドで、SIPサーバアドレスのIPv6アドレスとポート番号 を指定しても、正しく動作しないバグを修正した。 [8] sip serverコマンドで、64文字以上のユーザ名またはパスワードを入力し ても入力エラーとならないバグを修正した。 [9] ディスプレイ名にスペース文字が含まれるVoIP着信を受けたときに、ネー ムディスプレイでスペース文字までしか表示しないバグを修正した。 [10] ISDN回線経由で電話の着信をしたときに、応答した直後に相手から切断 されると、発着信ができなくなることがあるバグを修正した。 [11] ISDN回線経由の通話を切断した直後に次の発信を行うと、発着信ができ なくなることがあるバグを修正した。 [12] 複数のTELポートにISDN回線経由で着信したときに、着信直後に切断され る、または、フレックスホン機能による即時の着信転送が行われると、TEL ポートに接続された電話機でリンガが鳴り止まないことがあるバグを修正 した。 [13] 「話中時転送」または「無応答時転送&話中時転送」に設定したボイス ワープを契約しているISDN回線から着信をしたときに、ISDN回線経由で通 話中のTELポートがあり、かつ、通話中のTELポートがその着信を受け付け ることができない設定になっていると、着信可能なTELポートがあるにも関 わらずボイスワープによる転送が起動されるバグを修正した。 [14] 着信時の着信ベル鳴動モードがone-by-oneと設定されている、または、 着信に対して着信ベルを鳴らさずにすぐに着信転送を起動するように設定 されているときに、複数の着信と切断とが短い時間内に行われるとリブー トすることがあるバグを修正した。 [15] アナログ電話機能で、他の通話で1B使用中等のために擬似着信転送が不 可能な状態で擬似着信転送を起動したときに、その後の動作が不安定とな るバグを修正した。 [16] 擬似フレックスホン機能でISDN回線経由の通話を保留しているときに、 ISDN回線のコネクタ抜けにより通話が終了すると、その後、ISDN回線経由 の通話が正常にできなくなるバグを修正した。 通話相手にはこちらの音声ではなく保留音が流れていた。 [17] 擬似フレックスホン機能で、ISDN回線経由の通話を保留して新たに別の 通話をしているときに、ISDN回線のコネクタ抜けにより2つの通話が終了す ると、その後、ISDN回線経由の2つ目の通話ができなくなるバグを修正した。 ISDN回線経由の2つ目の通話は、発信時にはリングバックトーンが鳴る前に、 着信時にはオフフックしたときに、それぞれ切断されていた。 [18] 擬似着信転送機能において、転送先の番号誤りにより転送が失敗すると、 その後のISDN回線経由の着信ができなくなるバグを修正した。 [19] データ通信の負荷が高い状態でTELポートでの発着信または切断をすると、 リブートすることがあるバグを修正した。 [20] MP接続での通信中に、ISDN回線経由の電話の着信が理由表示#6"チャネル 利用不可"で切断されることがある、また、ISDN経由での電話発信が理由表 示#34"利用可回線/チャネルなし"で切断されることがあるバグを修正した。 [21] MP接続でBチャネルを2つ使用している状態で、TELポートに接続されてい る電話機をオフフックして、MP接続で使用されるチャネルが1つに減ると、 その後、電話機をオンフックしても、2つ目のBチャネルをMP接続で使用で きなくなるバグを修正した。 [22] TELポートの送受話PADを-6dB以下に設定して、設定を保存して再起動し ても、設定されたPADで動作しないバグを修正した。 以下のコマンドでPADを設定したときに現象が発生していた。 analog pad send analog pad receive analog pad rtp send analog pad rtp receive [23] 電話着信に対してオフフックにより応答したが、網により応答が受け入 れられず切断されたときに、ログにTEL[00/3]という誤ったTELポート番号 が記録されるバグを修正した。 [24] カスケード接続の構成で使用しているときに、VoIPの着信で子機に接続 された電話機のリンガが鳴っている状態で、親機と子機との間のカスケー ド接続が切れると、親機がリブートすることがあるバグを修正した。 [25] カスケード接続の構成で使用しているときに、子機に接続されたISDN回 線経由で着信して、その子機以外の機器に接続されている電話機のリンガ が鳴っている状態で親機と子機との間のカスケード接続が切れると、親機 がリブートする、または、切断時に鳴動していた電話機からの発着信がで きなくなることがあるバグを修正した。 [26] カスケード接続の構成で子機として使用しているときに、TELポートに接 続された電話機をオフフックしてダイヤルトーンが聞こえている状態でLAN ケーブルを抜くと、子機のTELポートに接続された電話機での発着信ができ なくなるバグを修正した。 [27] カスケード接続の構成で使用しているときに、通話中の状態で親機と子 機との間のカスケード接続が切れると、通話を切断することができなくな る、または、その後の通話ができなくなることがあるバグを修正した。 親機と子機とを接続しているLANケーブルを抜く、または、子機をDHCPクラ イアントとして運用しているときに、リース期間延長要求の失敗により子 機のIPアドレスが一時的に0.0.0.0になった場合にこの現象が発生していた。 [28] カスケード接続の構成で子機として使用しているときに、ISDN回線経由 の通話中にIPアドレスを変更すると、相手機器が無音状態になり、相手機 器が通話を切断するまでは通話が終了出来なくなるバグを修正した。 子機のIPアドレスを手動で変更する、または、子機をDHCPクライアントと して運用しているときに、先に割り当てられていたIPアドレスとは異なる IPアドレスをDHCPサーバから割り当てられた場合にこの現象が発生してい た。 [29] カスケード接続の構成で使用しているときに、同一の子機に接続された 電話機同士で内線通話をしている状態で、親機と子機との間のカスケード 接続が切れると、親機がリブートすることがあるバグを修正した。 親機と子機とを接続しているLANケーブルを抜く、親機を単独モードに切り 替える、子機を子機モード以外のモードに切り替えるとした場合に、この 現象が発生していた。 [30] カスケード接続の構成で、TELポートでのISDN通話を別の機器のTELポー トへ内線呼出転送する操作を繰り返し行うと、7回目の内線発信ができずに 転送が失敗するバグを修正した。 [31] カスケード接続の構成で使用しているときに、異なる機器との間で内線 呼び出し中転送を繰り返し行うと、VoIPの発着信、および、カスケード接 続された機器間に対する発着信ができなくなることがあるバグを修正した。 [32] カスケード接続の構成で使用しているときに、異なる機器との間での内 線通話中にISDN回線経由での着信をすると、カスケード子機からの発信が できなくなるバグを修正した。 それぞれの機器は話中着信を許可する設定になっており、かつ、話中着信 を受け付けた機器では、他に着信可能なTELポートが存在しない場合に現象 が発生していた。 [33] カスケード接続の構成で使用したときに、1つのTELポートで擬似三者通 話を実行中に同一機器のもう1つのTELポートで擬似三者通話を行う操作を 行うと、以下の不具合が発生するバグを修正した。 ・2つめの擬似三者通話に移行できなかったTELポートをオンフックしても、 保留呼の鳴り返しが発生しない ・2つめの擬似三者通話に移行できなかったTELポートでフッキングしても、 ポーズトーンが鳴らない なお、本修正後も同一機器で同時に2つの擬似三者通話を行うことはできな いが、この動作は仕様である。 [34] カスケード接続の構成で使用しているときに、カスケード接続されたRT56v のPSTN経由での発信ができずに発信を中止すると、その後の発信において、 ダイヤルが完了してもすぐに発信が行われなくなることがあるバグを修正 した。 [35] カスケード接続の構成で子機として使用しているときに、親機に接続さ れたISDN回線を経由した発信ができないことがあるバグを修正した。 [36] カスケード接続の構成で使用したときに、機器を最大数(9台)登録すると 不正なメモリアクセスが発生するバグを修正した。 [37] 工場出荷状態、または、cold startコマンドの実行直後に、TELポートに 接続された電話機から設定をすると、設定した内容が保存されずに再起動 すると設定が消えるバグを修正した。 なお、工場出荷状態、または、cold startコマンドの実行後に、saveコマ ンドを入力した後に操作を行った場合には現象は発生しない。 [38] 電話機からパスワードを設定したときに、設定したパスワードが保存さ れず、再起動すると設定が消えるバグを修正した。 [39] 電話機から「アナログポート設定の全消去」(機能番号99)を設定したと きに、以下のコマンドについては、再起動するまでは削除前の設定内容の ままで動作していたバグを修正した。 analog re-ringing-timer analog local address analog arrive restrict list analog arrive ringer-type list analog arrive incoming-signal [40] 電話機から「着信転送先番号登録」(機能番号55)を設定するときに、転 送先の番号として指定不可能な'#'を含む番号を登録してもエラーとはなら ないバグを修正した。 [41] かんたん設定ページでVoIP専用のプロバイダ接続の設定をしたときに、 IP電話サーバ経由で一般回線宛のVoIP通話を行うと、VoIP以外のプロバイ ダ経由でRTPパケットが送信されることがあるバグを修正した。 [42] コマンドによりプロバイダ接続に適用するフィルタを全て外した状態で、 かんたん設定ページの[電話の設定]-[VoIPの設定]-[VoIPの共通設定]でVoIP 機能 の[接続プロバイダ]の設定をするとリブート、またはハングアップす るバグを修正した。 [43] かんたん設定ページの[電話の設定]以下の画面で、cgi引数として誤った ポート番号を指定したページを表示させるとリブートするバグを修正した。 [44] かんたん設定ページの[電話の設定]-[VoIPの設定]-[VoIPの基本設定]- [TEL 1ポートの設定]または[TEL 2ポートの設定]で、着信許可の設定を [電話ユーザ名またはネットボランチ電話番号と一致した場合に許可]から [すべて許可]に変更する、または[VoIP機能]を[使用しない]に変更すると、 analog sip arrive myaddress N 1 sip:NetVolantePhone コマンドの設定が残るバグを修正した。 [45] かんたん設定ページの[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TEL1ポートの設 定]または[TEL2ポートの設定]-[基本設定]で、ダイヤルイン番号の設定を 変更せずに[設定の確定]ボタンを押すとメモリリークするバグを修正した。 [46] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[お買い上げ頂いた時の状態へ 戻す]により工場出荷状態に戻したときに、アナログ通話機能に関するコマ ンドが初期化されずに残ってしまうバグを修正した。 [47] かんたん設定ページでISDN番号を登録するときに、番号とサブアドレス に全角文字を入力してもエラーにならないバグを修正した。 以下の画面での設定項目が該当する。 ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[基本設定] の[ダイヤルイン番号] ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[着信機能 設定]-[着信ベルの登録] ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[着信機能 設定]-[識別番号の登録] ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[フレック スホンの設定]の[転送先の番号] ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[電話機対 応機能設定]の[TELポートへ出力する番号] ・[詳細設定と情報]-[本体の設定]の[本機のISDN回線番号] [48] LANポート、またはWANポートのセカンダリアドレスのみをDHCPクライア ントに設定したときに、かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[システ ム情報のレポート作成]で、[DHCPクライアント情報]が表示されないバグを 修正した。 [49] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[基本接続の詳細な設定]から [専用線によるネットワーク型常時接続]を設定したときに、DNSサーバアド レスを[接続時に自動取得する]から[IPアドレスを指定する]に変更しても、 dns server ppコマンドが削除されないバグを修正した。 [50] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[基本接続の詳細な設定]から [ISDN回線によるネットワーク型LAN間接続]を設定したときに、切断タイマ の設定を[タイマで自動切断しない(常時接続または手動切断)]に設定して も、[タイマで通信の有無を監視して自動切断をする]に設定されている表 示となるバグを修正した。 [51] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[基本接続の詳細な設定]で[ISDN 回線によるネットワーク型常時接続]を設定したときに、[本機のISDN回線 番号]が設定できないバグを修正した。 [52] かんたん設定ページでISDN回線経由で接続するプロバイダとPPPoE回線経 由で接続するプロバイダの両方を設定して、ISDN回線経由で接続するプロ バイダを自動接続先として設定したときに、両方のプロバイダが未接続状 態のままPPPoE回線経由で接続するプロバイダに対してネットボランチDNS の登録を行うと、ISDN回線経由で接続するプロバイダに自動接続できなく なるバグを修正した。 [53] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[自動接続先/複数プロバイダ 接続の設定]で[複数のプロバイダに同時接続する]と設定した後に、登録済 みのプロバイダのDNSサーバアドレスの設定を[IPアドレスを指定する]から [接続時に自動取得する]と変更すると、dns server ppコマンドが設定され るバグを修正した。 [54] かんたん設定ページで、[IPv6/IPv4同時接続 (プラグ・アンド・プレイ 機能)を行うADSL接続]以外のプロバイダを設定して、IPv6フィルタを設定 した後にそのプロバイダの設定を削除すると、IPv6フィルタの設定が残る バグを修正した。 [55] かんたん設定ページの[プロバイダ情報の設定]から「IPv6/IPv4同時接続 (プラグ・アンド・プレイ機能)を行うADSL接続」の設定をしたときに、IPv6 フィルタが設定されているにも関わらず、[詳細設定と情報]-[IPv6の設定] のセキュリティレベルが[フィルタ無し]と表示されるバグを修正した。 [56] かんたん設定ページで、IP電話サーバのサーバアドレスにIPv6アドレス を指定しても「:」以降のアドレスが設定されないバグを修正した。 [57] かんたん設定ページでPPTP接続の設定をするときに、ユーザIDとパスワ ードに「"」、「#」、「\」を含む文字列を設定することができないバグを 修正した。 [58] ネットボランチ電話番号に対する発信時のプレフィックスを設定してい ないときに、ブラウザの種類によっては、かんたん設定ページでプレフィ ックスを変更できないバグを修正した。 MacOS 10.3.2とSafari v1.1との組み合わせで、上記の現象が発生すること を確認している。 [59] ブロードバンド回線の自動判別機能で、判別終了後にPPPoE接続プロバイ ダの設定をしても、再起動をしないと接続できないことがあるバグを修正 した。 イー・アクセスのADSL回線とAterm DR202Cの組み合わせで現象の発生を確 認している。 [60] PPTPで利用するGREパケットは「IPヘッダ+GREヘッダ+GREデータ」という 構成を取るが、GREデータの更に後ろに不要なデータが付加されているよう なGREパケットを受信すると、その後に受信したGREパケットを正しく処理 できずに通信できなくなるバグを修正した。 [61] TCPのecho(7)、discard(9)、time(37)について、以下のバグを修正した。 1) ポートスキャンツールを使用してポートスキャンを行ったときに、ハン グアップすることがあるバグを修正した。 2) FINとPSHが共にセットされているTCPパケットを受信したときに、セッ ションをcloseできないバグを修正した。 3) 1つのサービスに対して複数の接続が行われたときに、2つ目以降の接続 が拒否されずに、どの接続も正常に動作しなくなるバグを修正した。 [62] ip stealthコマンドを設定している状態でTCPコネクションの接続要求を 受信したときに、無視せずに、TCP RSTを返すバグを修正した。 [63] rdateコマンドの失敗が繰り返されると「Telnet: can't create socket.」 のログが記録され、その後、ルータ内部のTCPアプリケーションが動作しな くなるバグを修正した。 [64] HTTPリビジョンアップ機能を使用してリビジョンアップをしたときに、 リビジョンアップに必要なメモリが十分に存在するにも関わらず、リビジ ョンアップの途中でリブートして、リビジョンアップが失敗することがあ るバグを修正した。 [65] UPnP機能で、端末から起動されたUPnPのセッションが終了されないとき に、そのセッションが残りつづけるバグを修正した。 [66] ネットボランチDNS機能で、自動更新に失敗した後にnetvolante-dns go コマンドで手動更新すると「他のプロセスがネットボランチDNSを処理中で す」と表示されて、その後、手動更新ができなくなるバグを修正した。 [67] ホスト経路が奇数個存在する状況で、数千程度の経路が新しく追加され ると、ルータがリブートしたりハングアップしたりすることがあるバグを 修正した。 [68] 一つの宛先に対し複数のゲートウェイが存在する静的経路を設定してい る場合に、hide指定によって変化する有効なゲートウェイの状態が正しく 動的経路プロトコルで広告できないことがあるバグを修正した。 [69] RIPで受信している経路について、経路のメトリック(ホップ数)だけが変 化したときに、show ip routeコマンドでのメトリック値の表示が変化しな いバグを修正した。 表示上の問題だけであり、RIPの動作としては正しいメトリックでやりとり が行われていた。 [70] hideの指定されている静的経路が設定されているときに、RIPで本来広告 してはいけない経路を電源投入時や再起動時に広告するバグを修正した。 [71] PP Anonymousインタフェースで複数の接続先を定義しており、そのうち の1つ以上が接続しているときに、clear ip dynamic routingコマンドを実 行すると、PP Anonymousインタフェースをゲートウェイとするすべての静 的経路のhideオプションが不正な状態になり、無効となるべき経路がすべ て有効となるバグを修正した。 [72] フラグメントされたIPパケットを数多く受信したときに、ファストパス で処理されるべきパケットがノーマルパスで処理されることがあるバグを 修正した。 [73] PP Anonymousの名前によるルーティングを複数登録しているときに、あ る相手との通信が終って別の相手と通信しようとしても、暫くの間新しい 相手と通信できない時間が発生するバグを修正した。 [74] BRIインタフェースが、ISDN回線交換で1Bのみしか使わない設定、すなわち、 'line type briN isdn-ntt 1b'の設定のときに、isdn fast disconnect time コマンドで設定するタイマが機能しないバグを修正した。 [75] dhcp client option を削除すると不正なメモリの解放が行われるバグを 修正した。 [76] queue INTERFACE lengthコマンドで、指定できるパラメータ数は最大4個 であるにも関わらず、5個のパラメータを設定してもエラーにならないバグ を修正した。 [77] 内部の処理負荷が高い状態でLANインタフェース経由で受信したパケット を処理できないときに、受信パケット数を正しくカウントすることができ ないことがあるバグを修正した。 [78] 100Mbit/sのLANインタフェースを経由してPPPoE接続しているときに、 show status ppコマンドで表示される負荷(load)に誤った値が表示される バグを修正した。 [79] show logコマンドやshow configコマンドで、console columnsコマンド の設定値を越える長さの行を表示するときに、適切な場所で改行していな いバグを修正した。 [80] less configコマンドで長い行を折り返し表示する場合に、行の長さは console columnsコマンドの設定値に従わなくてはいけないところを、常に 80文字で折り返すバグを修正した。 以上