Revision : 11.00.20 Release : Jul. 2012, ヤマハ株式会社 Rev.11.00.20リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NVR500 Rev.11.00.19 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] モバイルインターネット機能で、以下のデータ通信端末に対応した。 - docomo L-03D - EMOBILE GD01 - IIJ mobile 510FU - NTTコム WM320 - SoftBank C02HW [2] NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続で、接続に失 敗した場合に発信先の相手番号を変更して接続を試みることができるようにした。 ○NGN網を介したトンネルインタフェースで接続に失敗した場合に接続を試みる相手 番号の設定 [書式] tunnel ngn fallback REMOTE_TEL [REMOTE_TEL ...] no tunnel ngn fallback [REMOTE_TEL ...] [設定値及び初期値] REMOTE_TEL [設定値] : 相手電話番号 [初期値] : - [説明] NGN網を介したトンネルインタフェースで使用する相手番号は、ipsec ike remote nameコマンドやtunnel endpoint nameコマンドで設定した番号に対して発信する が、これが何らかの原因で接続できなかった場合に、設定された番号に対して発 信する。 設定は最大7個まで可能で、接続に失敗すると設定された順番に次の番号を用いて 接続を試みる。 [3] DNSキャッシュの内容を表示するコマンドを追加した。 ○DNSキャッシュの内容を表示する [書式] show dns cache [説明] DNSキャッシュの内容を表示する。 [4] インタフェースのカウンター情報をクリアするコマンドを追加した。 ○インタフェースのカウンター情報のクリア [書式] clear status INTERFACE clear status pp PEER_NUM clear status tunnel TUNNEL_NUM [設定値及び初期値] INTERFACE [設定値] : LAN インタフェース名, WAN インタフェース名 [初期値] : - PEER_NUM [設定値] : 相手先情報番号 [初期値] : - TUNNEL_NUM [設定値] : トンネルインタフェース番号 [初期値] : - [説明] 指定したインタフェースのカウンター情報をクリアする。 [ノート] モバイルインターネット機能で使用されるインタフェースの累積受信、累積送信、 累計エラーは、発信制限に関する操作が行われないようにするためにクリアしな い。これらの累積のカウンター情報は、clear mobile access limitationコマン ドを使用することでクリアできる。 [5] IPv6プレフィックスに変化があったときにSYSLOGに記録するコマンドを追加した。 ○IPv6プレフィックスに変化があったときにSYSLOGに記録するか否かの設定 [書式] ipv6 INTERFACE prefix change log LOG ipv6 pp prefix change log LOG ipv6 tunnel prefix change log LOG no ipv6 INTERFACE prefix change log [LOG] no ipv6 pp prefix change log [LOG] no ipv6 tunnel prefix change log [LOG] [設定値及び初期値] INTERFACE [設定値] : LANインタフェース名 [初期値] : - LOG [設定値] : ---------------------------------------------------------------- 設定値 説明 ---------------------------------------------------------------- on IPv6プレフィックスの変化をSYSLOGに記録する off IPv6プレフィックスの変化をSYSLOGに記録しない ---------------------------------------------------------------- [初期値] : off [説明] IPv6プレフィックスに変化があったときにそれをSYSLOGに記録するか否かを設定 する。 ログはINFOレベルのSYSLOGで記録される。 同じプレフィックスに対するアドレスを複数設定した場合、複数回同じログが表 示される。 [6] かんたん設定ページに[スイッチ制御(スイッチの指定方法の変更)]を追加した。 [スイッチ制御(スイッチの管理トップページ)]でルーターの詳細表示画像をクリック したときに表示される[スイッチ制御(スイッチの管理情報)]からアクセスでき、ス イッチに適用されている設定の指定方法を変更できる。 ■仕様変更 [1] スイッチ管理台数の上限を32とした。 一部機能には、上限台数に別の制限がかかる。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/swctl/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] ノーマルパスで処理する通信のセッション数が多いときの性能を改善した。 [3] IPv4ファストパスのフローを消すタイミングを、フローの生成時刻からの一定時間経 過後から、当該フローを利用するパケットの最終通過時刻からの一定時間経過後に変 更した。なお、一定時間とはip flow timerコマンドで設定されている時間を指す。 [4] PAP認証で、Msg-LengthフィールドのないPAPを受理するように変更した。 [5] snmp local addressコマンドが設定されていない状態でSNMPのリクエストを受信した 場合、レスポンスの始点IPアドレスにリクエストを受信したインタフェースのIPアド レスを設定するようにした。 [6] DHCPv6-PDプロキシ機能で、取得したプレフィックスを基に複数のプレフィックスを 動的に生成した場合、インタフェース毎に異なるプレフィックスを配布できるように した。 なお、DHCPv6-PDで取得したプレフィックス長が、配布するプレフィックス長より短 い場合のみ上記動作となる。 [7] DHCPサーバー機能で、1〜49、62〜254のオプション番号をdhcp scope optionコマン ドで設定できるように変更した。 ○DHCPオプションの設定 [書式] dhcp scope option SCOPE_NUM OPTION=VALUE no dhcp scope option SCOPE_NUM [OPTION=VALUE] [設定値及び初期値] SCOPE_NUM [設定値] : スコープ番号(1..65535) [初期値] : - OPTION [設定値] : ・オプション番号(1..49,62..254)またはニーモニック ★ ・主なニーモニック +------------------+ | router | 3 | |-------------+----| | dns | 6 | |-------------+----| | hostname | 12 | |-------------+----| | domain | 15 | |-------------+----| | wins_server | 44 | +------------------+ [初期値] : - VALUE : オプション値 [設定値] : ・値としては以下の種類があり、どれが使えるかはオプション番号で決ま る。例えば、'router','dns','wins_server'は IPアドレスの配列であ り、'hostname','domain'は文字列である。 +--------------------------------------------------------------+ | 1オクテット整数 | 0..255 | |------------------------+-------------------------------------| | 2オクテット整数 | 0..65535 | |------------------------+-------------------------------------| | 2オクテット整数の配列 | 2オクテット整数をコンマ(,)で並べ | | | たもの | |------------------------+-------------------------------------| | 4オクテット整数 | 0..2147483647 | |------------------------+-------------------------------------| | IPアドレス | IPアドレス | |------------------------+-------------------------------------| | IPアドレスの配列 | IPアドレスをコンマ(,)で並べたもの | |------------------------+-------------------------------------| | 文字列 | 文字列 | |------------------------+-------------------------------------| | スイッチ | "on","off","1","0"のいずれか | |------------------------+-------------------------------------| | バイナリ | 2桁十六進数をコンマ(,)で並べたもの | +--------------------------------------------------------------+ [初期値] : - [説明] スコープに対して送信するDHCPオプションを設定する。dns serverコマンドや wins serverコマンドなどでも暗黙のうちにDHCPオプションを送信していたが、そ れを明示的に指定できる。また、暗黙のDHCPオプションではスコープでオプショ ンの値を変更することはできないが、このコマンドを使えばそれも可能になる。 [ノート] no dhcp scopeコマンドでスコープが削除されるとオプションの設定もすべて消え る。 [8] NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続で、show status tunnelコマンドにより、通信中の帯域を表示するようにした。 [9] 以下のデータ通信端末を使用するとき、show status usbhostコマンドで電話番号が 表示されるようにした。 - KDDI DATA03 - KDDI DATA07 [10] ARP要求に対するARP応答がないときのARP要求再送回数を設定できるようにした。 ○ARPエントリの寿命の設定 [書式] ip arp timer TIMER [RETRY] no ip arp timer [TIMER [RETRY]] [設定値及び初期値] TIMER [設定値] : ARPエントリの寿命秒数 (30..32767) [初期値] : 1200 RETRY [設定値] : ARPリクエスト再送回数 (4..100) [初期値] : 4 [説明] ARPエントリの寿命を設定する。ARP手順で得られたIPアドレスとMACアドレスの 組はARPエントリとして記憶されるが、このコマンドで設定した時間だけ経過す るとエントリは消される。ただし Rev.8.02系以降でかつファストパス実装機種 では、エントリが消される前に再度ARP手順が実行され、そのARPに応答が無い場 合にエントリは消される。 RETRYパラメーターでARPリクエストの再送回数を設定できる。ARPリクエストの 再送間隔は初回は2秒、その後は1秒である。 RETRYパラメーターについては、通常は初期値から変更する必要はない。 [11] Stratum 0のNTPサーバーの時刻情報を受け入れるか否かを設定するコマンドを追加 した。 これまではStratum 0のNTPサーバーの時刻情報は常に受け入れていたが、本仕様変 更により、このコマンドが設定されていないときは受け入れないようにした。 ○Stratum 0のNTPサーバーの時刻情報を受け入れるか否かを設定 [書式] ntp backward-compatibility COMP no ntp backward-compatibility [COMP] [設定値及び初期値] COMP [設定値] : -------------------------------------------------------------- 設定値 説明 -------------------------------------------------------------- accept-stratum-0 Stratum 0のNTPサーバーの時刻情報を受け 入れる -------------------------------------------------------------- [初期値] : - [説明] Stratum 0のNTPサーバーの時刻情報を受け入れる。 [ノート] 信頼できる時刻情報源に直接あるいは間接に同期しているNTPサーバーは、 Stratum 0にはならない。 [12] Luaスクリプト機能で、以下の機能を追加した。 - LuaSocketライブラリを追加した。 - rt.mail関数で、メール本文の先頭にルーターの情報を挿入するか否かを指定でき るようにした。挿入しない場合には、rt.mail関数に与えるパラメータテーブルの preface_of_textフィールドにfalseを指定する。 - ベースとなるLuaをバージョン5.1.5に変更した。 - Luaスクリプト機能バージョンを1.06とした。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/lua/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [13] かんたん設定ページで、プロバイダの設定が1つ以上設定された状態でIPv6 IPoEの プロバイダの設定を追加した場合、dns server selectコマンドが500000番に固定で 設定されるように変更した。 [14] かんたん設定ページで、IPv6 IPoEまたはIPv6 PPPoEのプロバイダの設定が行われて いる場合、これらのプロバイダ設定に影響がでる設定の変更を行えないようにした。 また、既に[詳細設定と情報]-[IPv6の設定]でIPv6関連の設定を行っている場合や データコネクトの拠点間接続の設定などが行われている場合には、IPv6 IPoEまたは IPv6 PPPoEのプロバイダ設定の追加に制限を設けた。 [15] かんたん設定ページで、以下のページのプロバイダのリストにIPv6 PPPoEのプロバ イダ設定が含まれないようにした。 - [電話の設定]-[VoIPの設定]-[ネットボランチDNS 電話アドレスサービスの設定] - [電話の設定]-[VoIPの設定]-[フレッツ光ネクスト ひかり電話の設定] - [詳細設定と情報]-[VPN接続の設定]-[VPN接続の登録] - [詳細設定と情報]-[自動接続先/複数プロバイダ接続の設定] - [詳細設定と情報]-[IPv6の設定] - [詳細設定と情報]-[UPnPの設定] - [詳細設定と情報]-[ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定] ■バグ修正 [1] SYSLOGに同じメッセージが大量に出力されるときにリブートすることがあるバグを修 正した。 [2] モバイルインターネット機能で、pp bindコマンドまたはwan1 bindコマンドのインタ フェースを変更してデータ通信端末をアタッチさせるとリブートすることがあるバグ を修正した。 [3] モバイルインターネット機能で、USBポートの過電流を検知するとルーターがリブー トすることがあるバグを修正した。 [4] 複数のPPで同一USBポートをバインドし、常時接続を有効にするとルーターがリブー トすることがあるバグを修正した。 [5] PPTPで、PP ANONYMOUSでリモートアクセスVPN接続を受ける場合に、以下の条件に合 致するとリブートすることがあるバグを修正した。 - PPPの接続処理でIPCPまたはIPV6CPがアップする前にPPTPのトンネルを経由したPPP データパケットを受信した場合 - PPPの切断処理でIPCPまたはIPV6CPがダウンした後にPPTPのトンネルを経由したPPP データパケットを受信した場合 [6] ルーターに対するSNMPの通信が30秒より長い間隔毎に行われると稀にリブートするこ とがあるバグを修正した。 [7] ディレクティッドブロードキャスト宛のMagicPacketを受信した場合、ディレク ティッドブロードキャストと同じサブネットのIPアドレスが設定されたLANインタ フェースにおいて以下の設定がされているとリブートするバグを修正した。 - ip INTERFACE intrusion detection out on - ip INTERFACE wol relay broadcast - ip INTERFACE wol relay unicast [8] SFTP接続で、接続してから数分後にリブートすることがあるバグを修正した。 [9] ipv6 INTERFACE address dhcpコマンドとipv6 INTERFACE dhcp serviceコマンドを記 述した設定ファイルをTFTPでルーターに書き込むとハングアップし、その後リブート することがあるバグを修正した。 [10] かんたん設定ページで、「DHCPを用いる端末型ブロードバンド接続(CATVインター ネットなど)」のプロバイダが設定されている場合、[詳細設定と情報]-[LANの設定] ページで、プライマリIPアドレスとセカンダリIPアドレスの設定を削除するとリ ブートするバグを修正した。 [11] 特定の端末からTELNETでアクセスがあったときに、メモリリークすることがあるバ グを修正した。 [12] IPv6に関する複数のSYSLOGが同じタイミングで出力されると、メモリリークするこ とがあるバグを修正した。 [13] queue class filterコマンドを上書きした場合および、no queue class filterコマ ンドで設定を削除した場合に、メモリリークするバグを修正した。 [14] かんたん設定ページで、特定のページへ遷移したときにメモリリークすることがあ るバグを修正した。 [15] ppp ccp typeコマンドでパケット圧縮タイプとしてnone以外を指定し、PPTP接続す ると、メモリの不正解放や不正アクセスをする可能性を排除した。 [16] かんたん設定ページで特定の操作をすると、動作が不安定になる可能性を排除した。 Rev.11.00.16以降で動作が不安定になる可能性があった。 [17] 経路指定があるRIPリクエストを受信した場合、コンソールに"free[xxx:yy]: illegal address〜" というエラーログが出力されるバグを修正した。 ヤマハルーターではこのようなリクエストを送信することはないため、ヤマハルー ター間でRIPによる経路交換を行う場合は発生しない。 [18] anonymous接続で名前によるルーティングを設定している場合、PPPのLCPセッション 確立後にLCP Configure Requestが再送されると、PPPセッションの切断後にその相 手先へ接続できなくなる可能性を排除した。 [19] DNSサーバー機能で、PPインタフェースで取得しているDNSサーバーがIPv6アドレス のサーバーのみのとき、そのPPインタフェースがdns server selectコマンドに restrictオプションなしで設定されていると名前解決できないバグを修正した。 [20] DHCPv6で取得したDNSサーバーアドレスのみが有効な環境で、ルーター配下の端末か らDNSクエリーを受信すると、そのクエリーを破棄してしまうバグを修正した。 [21] RAを送信するとき、パケットの送信元IPv6アドレスとして不正なアドレスが選択さ れることがあるバグを修正した。 [22] IPv6 PPPoE接続がキープアライブでダウン後、接続が復旧してもSTATUS LEDが消え ないバグを修正した。 [23] モバイルインターネット機能で、網からの切断処理が正しく行われないことがある バグを修正した。 [24] モバイルインターネット機能で、電波受信レベルが取得できないことがあるバグを 修正した。 [25] モバイルインターネット機能で、過電流検知とデータ通信端末の再アタッチを繰り 返してしまうことがあるバグを修正した。 [26] モバイルインターネット機能で、show status usbhost modemコマンドで表示される 受信データ長が、実際の受信データ長よりも大きくなってしまうことがあるバグを 修正した。 [27] モバイルインターネット機能のWANインタフェースで、網への発信が失敗した場合で も、連続して発信要求を実行できてしまうバグを修正した。 [28] モバイルインターネット機能のWANインタフェースで、接続開始時の電波受信レベル が圏外の場合でも発信動作が行われてしまうバグを修正した。 [29] モバイルインターネット機能で、docomo L-02Cを使用しているとき、以下のバグを 修正した。 - PPインタフェースで、地域によって網への接続ができない - WANインタフェース/PPインタフェースで、接続失敗後に再接続できなくなること がある - WANインタフェースで、網への接続、切断を繰り返していると、網へ接続できなく なることがある - WANインタフェースで、ネットワークアドレスが同一のネットワークとの通信がで きない - PPインタフェースで、誤ったアクセスポイント名へ接続したときの切断処理時間 が長くかかる [30] 静的IPマスカレードでポート番号を範囲で設定しているときに、LAN1配下の機器か らUPnP機能でこの範囲外のポート番号をマッピングできないことがあるバグを修正 した。 [31] スイッチングハブを持つLANインタフェースにおいて、switch control useコマンド がonに設定されている状態で、以下のコマンドを当該インタフェースに対して実行 すると、SWX2200からルーターに送信されるスイッチ制御機能のパケットがルーター のスイッチングハブの全ポートに転送されるバグを修正した。 - lan type - interface reset - lan shutdown (no形式のみ) [32] ONFSファイル共有機能で、名前の先頭に「#」が付いているファイル/フォルダーに 対してアクセス権を設定した場合、設定通りにアクセス制御が働かなかったり、対 象のアクセス制御リストが表示されないバグを修正した。 [33] ONFSファイル共有機能で使用している共有フォルダー内にあるMicrosoft Access ファイルをMicrosoft Access 2010で開き、「データベースに名前を付けて保存」を 実行して保存するとき、保存対象ファイルと同一フォルダーかつ同一ファイル名を 保存先ファイルに指定すると、保存処理が実行できないバグを修正した。 [34] ONFSミラーリング機能で、ファイルの転送時間が定期更新間隔を越える場合に、 ファイルの転送が完了しないバグを修正した。 [35] ONFSミラーリング機能で、拠点のホスト名(FQDN)が255文字の場合に、ミラーリング に参加できないバグを修正した。 [36] ONFSミラーリング機能で、17バイト以上の事前共有鍵を設定していても、最大16バ イトまでしかチェックされないバグを修正した。 [37] ONFSミラーリング機能で、32バイトの拠点名を使用した場合に、show status onfs mirroringコマンドの実行結果やSYSLOG表示が不正になるバグを修正した。 [38] 外部メモリのファイルアクセス高速化の機能で、ディレクトリ名の最後尾の文字に マルチバイト文字が使用されているディレクトリへのアクセスができないことがあ るバグを修正した。 [39] 一部の外部メモリで、外部メモリの性能テストを実行したときにテストが終了しな いことがあるバグを修正した。 Rev.11.00.16以降で発生する。 [40] SFTPサーバー機能で、切断後すぐに再接続すると稀に接続できないことがあるバグ を修正した。 [41] SFTP接続でtechinfoを取得できないバグを修正した。 [42] SFTP接続で、INFOレベルのSYSLOGに表示される以下のログにおいて、ユーザー名が 正しく表示されないことがあるバグを修正した。 - [SFTPD] Login succeed: IPアドレス ユーザー名 as administrator - [SFTPD] Login succeed: IPアドレス ユーザー名 as login user - [SFTPD] Logout: ユーザー名 - [SFTPD] Get ファイル名 succeed by ユーザー名 - [SFTPD] Put ファイル名 succeed by ユーザー名 - [SFTPD] Get ファイル名 failed by ユーザー名 - [SFTPD] Put ファイル名 failed by ユーザー名 [43] トンネルインタフェースに対するSNMPのMIB変数ifMtuに、ip tunnel mtuコマンドの 設定値が反映されないバグを修正した。 [44] login userコマンドでユーザー名が32文字であるユーザーを作成している状態で、 かんたん設定ページの認証画面において、最初の32文字が設定値と一致する、33文 字以上の文字列をユーザー名として入力した場合に、パスワードが正しければログ インできてしまうバグを修正した。 [45] ルーターに設定しているパスワードの長さが32文字で、かつ暗号化してある場合、 パスワード認証において、最初の32文字が正しいパスワードと一致する33文字以上 の文字列を入力すると、認証に成功してしまうバグを修正した。 以下の場合にパスワードは暗号化される。 - login passwordコマンドでencryptedを指定した場合 - administrator passwordコマンドでencryptedを指定した場合 - login userコマンドでユーザーを登録した場合 [46] user attributeコマンドを用いて、すべてのユーザーに対するadministrator属性を offに設定しても、個別のユーザーに対する当該コマンドの設定が存在しない場合は、 SFTPにおいて管理権限でログインできるバグを修正した。 Rev.11.00.13以降で発生する。 [47] 以下のコマンドで半角スペースや「'」「#」を含むパスやファイル名などを指定し た場合、設定が正しく保存されなかったり、正しく表示されないバグを修正した。 - external-memory batch filename - external-memory config filename - external-memory exec filename - external-memory syslog filename - operation button function download execute lua [48] WAN auth mynameコマンドで、名前とパスワードの両方に半角スペースや「'」「"」 「#」「\」を含む文字列を設定した場合、show configコマンドの実行結果が正しく 表示されないバグを修正した。 [49] ipv6 INTERFACE address autoコマンドで、生成したアドレスの状態がinvalidにな る前にコマンドを削除すると経路が残ってしまうバグを修正した。 [50] ipv6 rip preferenceコマンドで10000よりも大きな値を設定しても、RIPngによる経 路よりも静的経路が優先されるバグを修正した。 [51] no ipv6 INTERFACE address autoコマンドを実行すると、他のipv6 INTERFACE addressコマンドで生成したアドレスも削除されてしまうバグを修正した。 [52] ipv6 INTERFACE dhcp serviceコマンドで、irオプションの後に不要な文字を付加し てもエラーにならないバグを修正した。 [53] dhcp scope optionコマンドで、設定値が4オクテット整数型のオプションを設定す るとき、範囲外の値が設定できてしまうバグを修正した。 [54] connect wan1コマンドで、不要なパラメーターを入力してもエラーにならないバグ を修正した。 [55] 以下のコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した - show account mobile - show account ngn data - show account ngn tel - show account pp - show account pstn - show account sip [56] かんたん設定ページでPP1以外にIPv6 PPPoEの設定を行うと、LAN側へRAが送信され ずIPv6の通信が行えないバグを修正した。 [57] プロバイダが設定されていない状態でかんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[基 本接続の詳細な設定]からIPv6 IPoEまたはIPv6 PPPoEのプロバイダ設定を登録後、 ウィザードからプロバイダの設定を追加しようとすると、回線自動判別が動作して しまうバグを修正した。 [58] かんたん設定ページで、IPv6 IPoEのひかり電話契約ありのプロバイダ設定とひかり 電話のデータコネクトを使用した拠点間接続の設定をしているとき、IPv6 IPoEのプ ロバイダ設定を削除すると、データコネクトの拠点間接続で通信が行えなくなるバ グを修正した。 [59] かんたん設定ページで、「CATVインターネット、またはPPPoEを用いないネットワー ク型ブロードバンド接続」を登録したとき、[詳細設定と情報]-[基本設定の詳細な 情報]からIPv6 IPoEまたはIPv6 PPPoE接続を選択できてしまうバグを修正した。 [60] かんたん設定ページで3つ以上のプロバイダ設定が登録されているとき、それらのプ ロバイダ設定のうち、最も若いPPインタフェースにIPv6 PPPoEが設定されている、 かつ2番目に若いPPインタフェースに設定されたプロバイダ設定の「接続先の宛先情 報」で「すべてのアドレス」以外が選択されていると、デフォルトゲートウェイの 接続先が意図しないPPインタフェースに向いてしまうバグを修正した。 [61] かんたん設定ページで[詳細設定と情報]-[自動接続先/複数プロバイダ接続設定]か ら「複数のプロバイダに同時接続する」を設定後、「DHCPを用いる端末型ブロード バンド接続(CATVインターネットなど)」のプロバイダ設定を登録し、削除すると経 路情報が消えるバグを修正した。 [62] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[ファイル共有/同期の設定]-[ファイル共 有機能を使用できるようにする]で認証パスワードに何も入力せずに「実行」ボタン を押すと、外部ストレージが接続されていない状態と認識されるバグを修正した。 [63] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[ファイル共有/同期の設定]-[アクセス制 御リストの一覧]で、アクセス制御の対象ファイル/フォルダーを示すパスに半角ス ペースまたは、「'」「#」のいずれかが含まれていると、アクセス制御リストが削 除できないバグを修正した。 [64] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[VPN接続の設定]から「PPTPを使用したパ スワード認証のリモートアクセスVPNサーバ(Anonymous)」接続の設定を登録したと き、登録の完了ページに間違ったインタフェース名が表示されるバグを修正した。 [65] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[ユーザとアクセス制限の設定(HTTP、 TELNET、SSH)]で、以下の場合に正しく設定されないバグを修正した。 - 半角スペースや「'」「"」「#」「\」を含む文字列を暗号化して管理者パスワー ドに設定した場合(※1) - 半角スペースや「'」「"」「#」「\」を含む文字列を暗号化して無名ユーザーの ログインパスワードに設定した場合 - 半角スペースや「'」「"」「#」「\」を含む文字列をログインユーザーのパス ワードに設定した場合 ※1 … Rev.11.00.13以降で発生する。 [66] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[ユーザとアクセス制限]からユーザーの設 定を修正するとき、既に登録されているユーザー名に変更できてしまうバグを修正 した。 [67] かんたん設定ページの以下のページで、「&」などのHTMLとして文字参照される 文字列がコマンドとして設定されていたり、外部メモリ内のファイル名に使用され ていると、正しく表示できなかったり、意図した設定にならないバグを修正した。 - [詳細設定と情報]-[外部デバイスの設定] - [詳細設定と情報]-[外部デバイスの設定]-[ファイルの一覧表示] - [詳細設定と情報]-[ファイル共有/同期の設定]-[アクセス制御リストの一覧]-[ア クセス制御リストの作成]-[ファイルの一覧表示] - [詳細設定と情報]-[設定ファイル・ファームウェアファイルのコピー] - [詳細設定と情報]-[設定ファイル・ファームウェアファイルのコピー]-[ファイル の一覧表示] [68] かんたん設定ページの以下のページで、半角スペースをテキストボックスに入力し たり、外部メモリ内のファイル名に半角スペースが使用されていると、正しく表示 されないことがあるバグを修正した。 - [詳細設定と情報]-[外部デバイスの設定] - [詳細設定と情報]-[外部デバイスの設定]-[ファイルの一覧表示] - [詳細設定と情報]-[ファイル共有/同期の設定]-[アクセス制御リストの一覧] - [詳細設定と情報]-[ファイル共有/同期の設定]-[アクセス制御リストの一覧]-[ア クセス制御リストの作成] - [詳細設定と情報]-[ファイル共有/同期の設定]-[アクセス制御リストの一覧]-[ア クセス制御リストの作成]-[ファイルの一覧表示] - [詳細設定と情報]-[ファイル共有/同期の設定]-[アクセス制御リストの一覧]-[ア クセス制御リストの削除] - [詳細設定と情報]-[設定ファイル・ファームウェアファイルのコピー] - [詳細設定と情報]-[設定ファイル・ファームウェアファイルのコピー]-[ファイル の一覧表示] [69] かんたん設定ページの以下のページで「'」を含むファイル名のファイルを選択でき ないバグを修正した。 - [詳細設定と情報]-[外部デバイスの設定]-[ファイルの一覧表示] - [詳細設定と情報]-[ファイル共有/同期の設定]-[アクセス制御リストの一覧]-[ア クセス制御リストの作成]-[ファイルの一覧表示] [70] かんたん設定ページの以下のページで、実際の外部メモリの内容と異なる内容が表 示されることがあるバグを修正した。 - [詳細設定と情報]-[設定ファイル・ファームウェアファイルのコピー]-[ファイル の一覧表示] - [スイッチ制御(スイッチの管理トップページ)]-[ファームウェアの更新]-[ファイ ルの一覧表示] [71] WANインタフェースのプロバイダが登録されていない状態で、かんたん設定ページの [詳細設定と情報]-[料金情報の表示]の「設定の確定」ボタンを押すと、エラーが表 示され正しく設定できないバグを修正した。 Rev.11.00.16以降で発生する。 [72] かんたん設定ページの以下のページの誤記を修正した。 - [詳細設定と情報]-[基本接続の詳細な設定]-[プロバイダの登録] - [詳細設定と情報]-[基本接続の詳細な設定]-[プロバイダの削除] [73] かんたん設定ページの[電話の設定]-[VoIPの設定]-[フレッツ光ネクスト ひかり電 話の設定]のヘルプページの誤記を修正した。 [74] かんたん設定ページの以下のページで、タイトルバーの誤記を修正した。 - [詳細設定と情報]-[外部デバイスの設定]-[ファイルの一覧表示] - [詳細設定と情報]-[設定ファイルとファームウェアファイルの設定]-[ファイルの 一覧表示] - [スイッチ制御(スイッチの管理トップページ)]-[ファームウェアの更新]-[ファイ ルの一覧表示] [75] ファストパスによる通信負荷が高い状態でVoIPの通話を行っているとリブートする ことがあるバグを修正した。 ■更新履歴 Jul. 2012, Rev.11.00.20 リリース Jul. 2012, Rev.11.00.20 バグ修正[75] 追加 以上