優先制御と帯域制御を同時に使用する

$Date: 2011/09/28 07:46:02 $

優先制御と帯域制御を同時に使用する場合の参考情報です。

QoSの総合的な情報及びBRI/PRI回線インタフェースで優先制御/帯域制御を行 う場合の情報は、 RTシリーズのFAQ / Queue をご参照ください。

LANインタフェースの優先制御については 優先制御のページ を、帯域制御については 帯域制御のページ をご参照ください。

Dynamic Traffic Controlについては Dynamic Traffic Controlのページ をご参照ください。


対応機種とファームウェア

機種 ファームウェア
RTX1500 Rev.8.03.06以降

動作概要

優先制御と帯域制御を同時に使用することにより、リアルタイム性が重視される データやロスを最小限に抑えたいデータをその他のデータよりも優先して送りつつ、 その他のデータについてはそれらの種類に応じて流れることができるデータ量を 確保したり制限したりできます。

優先制御用に使うことができるクラスはクラス13〜クラス16の4クラスで、 これらのクラスに対してqueue class propertyコマンドによるクラス属性の設定で クラス帯域の割り当てをしなければ、これらのクラスが優先制御されます。

優先制御のクラスは帯域制御のクラスよりも絶対的に優先され、優先制御のクラス 間ではクラス番号が大きいクラスほど優先順位が高くなります。

優先制御のクラスが使っている帯域の残りの帯域を帯域制御のクラスが使うこと になるため、優先制御のクラスで流れるデータ量が多い時には設定によっては Dynamic Traffic Controlの保証帯域を保持できない場合があります。 そのような場合には、残りの帯域を帯域制御のクラスが分け合って使うことに なり、その分け合い方は帯域制御の各クラスに流れるパケットの長さと負荷が 等しければ保証帯域の比となります。


設定例

LAN2側の送出速度を12Mbit/sとし、最大で2Mbit/sと想定するSIP,RTP関連の パケットを優先させつつ、その他のUDP:2Mbit/s、その他のTCP:3Mbit/s、その他 のパケット:5Mbit/sの各保証帯域を保持するように帯域制御する

queue lan2 type shaping 帯域制御キューを使用します
speed lan2 12m 送出帯域を12Mbit/sに制限します
queue class filter 1 16 ip * * tcp * 5060 SIPで利用するTCPポートを順位一位で優先します
queue class filter 2 15 ip * * udp * 5060 SIPで利用するUDPポート5060を順位二位で優先します
queue class filter 3 14 ip * * udp * 5030 SIPで利用するUDPポート5030を順位三位で優先します
queue class filter 4 13 ip * * udp * 5004-5060 SIPで利用するその他のUDPポートを順位四位で優先します
queue class filter 5 3 ip * * tcp * * その他のTCPパケットをクラス3とするフィルタを定義します
queue class filter 6 1 ip * * udp * * その他のUDPパケットをクラス1とするフィルタを定義します
queue lan2 class filter list 1 2 3 4 5 6 クラス分けフィルタをLAN2に適用します
queue lan2 class property 1 bandwidth=2m,10m クラス1(その他のUDPパケット)に保証帯域2Mbit/s、上限帯域10Mbit/sを割り当てます
queue lan2 class property 2 bandwidth=5m,10m クラス2(デフォルトクラス:その他のパケット)に保証帯域5Mbit/s、上限帯域10Mbit/sを割り当てます
queue lan2 class property 3 bandwidth=3m,10m クラス3(その他のTCPパケット)に保証帯域3Mbit/s、上限帯域10Mbit/sを割り当てます

参考情報