ONFS ファイルシステム

$Date: 2014/11/16 23:19:46 $


概要

 ONFS では、ルーターの外部ストレージインタフェースに USB-HDD、microSD カードなどのストレージを接続することでルーターがファイルサーバーになります。このときに外部ストレージ上に構築する ONFS の基盤とも言えるファイルシステムの仕様について説明します。


用語の定義

ONFS ...
オーバーレイネットワークファイルサーバーを表す略語です。

外部ストレージ ...
USB-HDD/USB メモリ/microSD カードなど、ルーターの外部ストレージインタフェースに接続するストレージをまとめて外部ストレージと表現します。

システム要件

外部ストレージ (*1)
インタフェース USB ポート USB 2.0/USB 1.1 に準拠した USB メモリ および USB-HDD
microSD カードスロット microSD カード および microSDHC カード
対応ファイルフォーマット FAT32/FAT16
容量 FAT32:最大 2 TB / FAT16:最大 2 GB
ファイルサイズ 最大 4 GB まで使用可能
USB 給電 USB メモリ 500mA 以下のバスパワー供給のみで動作するフラッシュメモリ
USB HDD AC 電源からのセルフパワーで動作する HDD
※ バスパワー駆動の USB-HDD は使用不可

*1
 
...
 
要件を満たすすべての外部ストレージの動作を保証するものではありません。external-memory performance-test go コマンドから、事前に使用の可否を確認してください。

詳細

  1. ストレージの初期設定

     外部ストレージを onfs bind コマンドで設定されたインタフェースに接続後、onfs reset コマンドを実行してください。そのときに下記に示す 3 個のフォルダーがルート直下に自動生成され、ルーターが通信可能な状態であればファイル共有機能が起動します。これらのフォルダーはファイル共有機能の共有フォルダーとして固定的に使用されるので、フォルダー名は絶対に変更しないでください。また、同時にストレージの認証パスワードが設定されます。認証パスワードは個々の外部ストレージに設定されるものであり、ミラーリング機能を使用する場合においても、全拠点で使用する外部ストレージでこのパスワードを一致させる必要はありません。

    フォルダー名用途初期のアクセス権
    system ルーターが使用するシステムファイルと、下記コマンドで各ファイルの出力先指定パラメータに絶対パスの指定がないときの各ファイルの保存先となる ( 詳細は各コマンド仕様を参照 ) 常にルーター管理者のみがフルアクセス可能
    local ローカル共有フォルダー すべてのユーザーがフルアクセス可能
    sync ミラーリング対象共有フォルダー

     local/sync フォルダーはすべてのユーザーがフルアクセスできるのに対して、system フォルダーはルーターの管理者権限を持ったユーザーのみがアクセスできるように設定されています( 2. system フォルダーのユーザー認証 )。system フォルダーにはルーターが使用する "." ( ドット ) から始まるシステムファイルが隠しファイル属性で保存されます。また、system フォルダーは接続しているルーターの設定ファイルや SYSLOG などの出力先としても利用することもできます。ストレージ内に上記の初期生成フォルダー以外に既存のフォルダーやファイルが存在した場合、それらはファイル共有機能を使用してもネットワーク上の PC から見ることはできません。

    onfs reset コマンドの実行時に、本機能で作成したフォルダーではなくても名前が上記と同一のフォルダーがあった場合、そのフォルダーは上記の用途で使用されることになります。なお、当該フォルダー内の既存ファイルを削除するようなことは行いません。

     外部ストレージを取り外した後の再接続時やルーターの再起動時に onfs reset コマンドを再実行する必要はありませんが、ルーターもしくは外部ストレージを交換し、ルーターと外部ストレージのペアが変わったときなどは onfs reset コマンドを再実行する必要があります。交換手順は 4. ストレージ/ルーターの交換 を参照してください。


  2. フォルダーの作成/削除

     ネットワーク上の PC からは外部ストレージのルート直下にフォルダーを作成したり、ルート直下の公開フォルダーを削除することはできません。公開フォルダーである system/local/sync よりも下位層であれば、ネットワーク上の PC から Windows エクスプローラーを使用してフォルダーを自由に作成/削除することが可能です。


  3. ファイルの読み込み/書き込み

     共有フォルダーへのファイルの読み書きでは以下の操作に対応しています。



  4. ストレージ/ルーターの交換


注意事項


コマンド


参考情報