$Date: 2023/07/06 20:30:27 $
本機能はフレッツ光ネクスト回線に接続して、データコネクトサービスに接続するための機能を提供します。
データコネクトサービスを介して、ルーター同士の接続を行うことができます。
ヤマハRTシリーズでは、以下の機種およびファームウェアで、本機能をサポートしています。
機種 | ファームウェア |
---|---|
vRX VMware ESXi版 | すべてのリビジョン |
RTX3510 | |
RTX1300 | |
RTX1220 | |
RTX830 | |
NVR510 | |
NVR700W | RTX1210 |
RTX5000 | |
RTX3500 | |
FWX120 | |
RTX810 | |
NVR500 | Rev.11.00.13以降 |
RTX1200 | Rev.10.01.24以降 |
RTX3000 | Rev.9.00.50以降 |
NGN ... Next Generation Networkの略。
NGN網 ... NGN規格のネットワーク。NTT東西の光ネクストなど。
NTTから提供されるHGWを使わずに、フレッツ光ネクストの回線をWANインタフェースに挿します。
データコネクトサービスを利用して、リモートセットアップ機能を行うことができます。
TELNETコマンドに電話番号で実行します。
接続時間によって課金されますので注意してください。
NGN網に接続するインタフェースの設定をします。
NGN網への接続状態を表示する。
例)
NGN status LAN2 ← 接続インタフェース sip:0ABCDEFGHI@ntt-west.ne.jp ← 接続アカウント 起動OK ← 通信準備可能かどうか 01 : 通信中 sip:0ABCDEFGHJ@ntt-west.ne.jp ← 通信中セッションの表示
TELNETクライアントを実行する。
character モードは、通常の TELNET サーバーなどへの接続のための透過的な通信を行う。
line モードは、入力行を編集して行単位の通信を行う。行編集の終了は、改行コード (CR:0x0d または LF:0x0a) の入力で判断する。
ポート番号による機能自動選択について
port 番号が 23 の場合は文字単位モードとなり、そうでない場合は行単位モードとなる。
port 番号が 23 の場合はネゴシエーションし、そうでない場合はネゴシエーションしない。
PC1 --- RTX1200(A) --- ONU----- NGN網 -----ONU --- RTX1200(B)
# 基本設定 ngn type lan2 ntt sip use on ip lan2 address dhcp ipv6 lan2 address dhcp ipv6 route default gateway dhcp lan2 ipv6 lan2 dhcp service client ipv6 prefix 1 dhcp-prefix@lan2::/64 ipv6 lan1 address dhcp-prefix@lan2::1/64 ipv6 lan1 rtadv send 1 dhcp client release linkdown on # RTX1200(A) 発信側の設定 security class 1 on on # telnetコマンドを使用可能にします # RTX1200(B) 着信側の設定 remote setup accept (RTX1200(A)側のNGN電話番号) login password * administrator password * (!) remote setup acceptで電話番号を指定する場合には、ナンバー・ディスプレイの契約を行う必要があります。 (!) 不正アクセスを防ぐためにパスワードは設定して下さい。 (!) 接続するアプリケーションはtelnetですが、遠隔地のルーターからのログインという意味で、security class のレベルは1で無ければ着信しません。 (!) user attributeコマンドで設定する接続制限ではtelnetとして処理します。この機能による接続を許可する場合は、telnetの許可をしてください。 (!) この機能で接続できるのは1セッションのみ。 # RTX1200(A) telnetコマンド telnet (RTX1200(B)側のNGN電話番号)