ひかり電話対応機能

$Date: 2025/12/22 09:19:47 $


  1. 概要
  2. 注意事項
  3. 対応機種とファームウェアリビジョン
  4. 共通概念と用語定義
  5. 詳細
  6. 設定・操作方法
  7. GUI設定
  8. 設定例、表示例
  9. 関連文書

概要

本機能はフレッツ光ネクスト回線またはフレッツ光クロス回線に接続して、ひかり電話サービスに接続するための機能を提供します。


注意事項


対応機種とファームウェアリビジョン

ヤマハRTシリーズでは、以下の機種およびファームウェアで、本機能をサポートしています。

機種 ファームウェア
NVR510 Rev.15.01.02以降
NVR700W Rev.15.00.02以降
NVR500 Rev.11.00.06以降

共通概念と用語定義

NGN ... Next Generation Networkの略。

NGN網 ... NGN規格のネットワーク。NTT東西の光ネクストなど。


詳細

NTTから提供されるHGWを使わずに、フレッツ光ネクストまたはフレッツ光クロスの回線をWANインタフェースに挿します。
TELポートに電話機を接続します。電話機から設定したプレフィックス等を付けてダイヤルして発信ができます。
ひかり電話の付加サービスの一部が利用できません。高音質電話・テレビ電話に対応していません。
また、サブアドレスには対応していません。サブアドレス付きの着信があってもサブアドレスは無視されます。

利用可能チャネル数:最大2チャネル。カスケード接続時は合計6チャネルまで。
(ひかり電話オフィスA使用時。2011年3月の検証結果に基づく)

NVR500のRev.11.00.13以降で、キャッチホンおよび追加番号による着信の振り分け・発信番号の使い分けに対応しました。


設定・操作方法

  1. NGN網に接続するインタフェースの設定
    [書式]
    ngn type INTERFACE TYPE
    no ngn type INTERFACE [TYPE]
    [設定値]
    INTERFACE ... LANインタフェース
    TYPE ... 'off' or 'ntt'
    [説明]

    NGN網に接続するインタフェースの設定をします。

    [初期値]
    off

  2. NGN網接続情報の表示
    [書式]
    show status ngn
    [説明]

    NGN網への接続状態を表示する。

    例)

    NGN status
    
      LAN2 ← 接続インタフェース
        sip:0ABCDEFGHI@ntt-west.ne.jp ← 接続アカウント
        起動OK ← 通信準備可能かどうか
      01 : 通信中     sip:0ABCDEFGHJ@ntt-west.ne.jp ← 通信中セッションの表示
    
    

  3. TEL ポートにおける特定のプレフィックスによる発呼経路選択の設定
    [書式]
    analog extension dial prefix [port=PORT] ROUTE [prefix="DIAL"]
    analog extension dial prefix [port=PORT] sip [server=SERVER_NUM [phone]] [prefix="DIAL"]
    analog extension dial prefix [port=PORT] ngn LAN_INTERFACE [prefix="DIAL"]
    analog extension dial prefix [port=PORT] routing route-table=ROUTE_TABLE_NUM server=SERVER_NUM[/SERVER_SIGN] [phone] [prefix="DIAL"]
    analog extension dial prefix [port=PORT] routing route-table=ROUTE_TABLE_NUM ngn LAN_INTERFACE [prefix="DIAL"]
    no analog extension dial prefix [port=PORT] ROUTE
    no analog extension dial prefix [port=PORT] sip [server=SERVER_NUM [phone]]
    no analog extension dial prefix [port=PORT] ngn LAN_INTERFACE
    no analog extension dial prefix [port=PORT] routing route-table=ROUTE_TABLE_NUM server=SERVER_NUM[/SERVER_SIGN] [phone]
    no analog extension dial prefix [port=PORT] routing route-table=ROUTE_TABLE_NUM ngn LAN_INTERFACE
    [設定値]
    • PORT
      • 1.............................. TEL1 ポート
      • 2.............................. TEL2 ポート
    • ROUTE
      • line .......................... アナログ回線、ISDN 回線でかけるためのプレフィックス設定
      • netvolante............... NetVolante インターネット電話でかけるためのプレフィックス設定
    • ROUTE_TABLE_NUM........ 発呼経路のテーブル登録番号
    • SERVER_NUM................. ダイヤルした番号を埋め込むサーバー番号
    • SERVER_SIGN .................. ダイヤルした番号を埋め込むサーバー( 記号表示)
    • phone........................... 宛先のURI にuser=phone のタグを埋め込むことを示すキーワード
    • LAN_INTERFACE ..............ひかり電話回線を接続する LAN インタフェース名
    • DAIL
      • 入力なし................ プレフィックスなし
      • プレフィックス("0" から"9" までの数字または"#"(2 桁目のみ)、最大4 桁)
    [説明]

    TEL ポートからのダイヤル時に、特定のプレフィックスによる発呼経路を設定する。
    プレフィックスはダブルクォーテーション(") で括って指定する。"#" が設定できるのは2 桁目だけであ る。
    プレフィックスが既に他の経路に設定されている場合、新しく設定した経路が有効となり、以前の経路は 削除される。
    port を設定すると、選択されたTEL ポートのみに対してプレフィックスと発呼経路の関係が設定される。 発呼時には、まずTEL ポートに対する設定が優先され、そのプレフィックスに対する設定が存在しない 場合はTEL ポートが指定されていない設定が使用される。
    sip を設定すると、sip による発呼を行う。また、これに続けて server_num を設定すると、sip server コマンドによる サーバー設定における SIP_URI のユーザ名部分をダイヤルした番号に置き換えて SIP の発呼を行なう。
    phone を設定すると、宛先のURI にuser=phone のタグを埋め込んでSIP の発呼を行なう。アナログ回線 またはISDN 回線に抜ける発呼を行なう際に必要に応じて設定する。
    routing を設定すると、ダイヤル番号に応じて番号経路テーブルを参照して、発呼を行なう。
    ngn LAN_INTERFACE を設定した場合は、設定した LAN インタフェースからひかり電話により発呼を行う。

    [ノート]

    先頭からの一部が重複するプレフィックス(例えば"9#" と"9#9")は異なるものとして扱われる。また 次のパターンをプレフィックスとして設定することはできない。
    "1", "11", "110", "118", "119", "110x", "118x", "119x", "x#1", "x#11"(x は0ー9 の数字) route パラメータが netvolante の設定に対しては、プレフィックスとして"##" が固定で登録されており、こ の設定を削除することはできない。
    新規に設定されたプレフィックスは"##" の置き換えではなく、追加されるプレフィックスとして扱われ る。
    port パラメータを省略した場合において、カスケード接続の親機子機に明示的なプレフィックスの設定が 無い場合は、その設定がカスケード接続全体を代表する設定として扱われる。
    発呼経路を routing で設定した場合には、route_table_num も合わせて設定しなければならない。 またこの場合に該当する発呼経路テーブルが analog call route-table コマンドによって登録されていな ければならない。さらに、 analog call route コマンドによる発呼経路のサーバー設定がサーバー記号に よる記述である場合には、 server_sign も合わせて設定しなければならない。
    全体で10 件まで、各TEL ポートに関してそれぞれ10 件まで、プレフィックスを指定することが可能。

    [初期値]
    なし
  4. ダイヤル番号と発呼経路との関連付けの設定
    [書式]
    analog call route ROUTE_NUM IN_DAIL [OUT_DIAL1] ROUTE1 [[OUT_DIAL2] ROUTE2]
    no analog call route ROUTE_NUM
    [設定値]
    • ROUTE_NUM.................. 経路登録番号( 1..65535)
    • IN_DAIL ......................... 入力ダイヤル番号
    • OUT_DIAL1..................... 第1 経路の出力ダイヤル番号
    • ROUTE1 .......................... 第1 経路
      • line ......................... アナログ回線、ISDN 回線経由で発信する
      • server=SIP サーバー番号またはSIP サーバー記号... SIP サーバー経由で発信する
      • ngn LAN_INTERFACE........... ひかり電話で発信する
      • prohibit .................. 発信禁止
    • OUT_DIAL2..................... 第2 経路の出力ダイヤル番号
    • ROUTE2 .......................... 第2 経路
      • line ......................... アナログ回線、ISDN 回線経由で発信する
      • server=SIP サーバー番号... SIP サーバー経由で発信する
      • ngn LAN_INTERFACE...... ひかり電話で発信する
    • LAN_INTERFACE...............ひかり電話回線を接続する LAN インタフェース名
    [説明]

    ダイヤル番号によって発呼経路を自動選択して発呼する場合のダイヤル番号と発呼経路との関連付けを設 定する。
    ダイヤル番号は、 in_dial に正規表現に準ずる書式で記述することで、複数のダイヤル番号を対象とする 経路指定が1 つの設定で可能である。
    第 1 経路として VoIP (SIP サーバー経由あるいはひかり電話)での発信を指定する場合は、第 2 経路として アナログ回線、ISDN 回線、VoIP 経由の発信を指定することが可能である。
    その場合、最初に VoIP で発信した後に、サーバーが応答しない、または、サーバーがエラーを返すという 場合には、第 2 経路へ自動的に迂回して発信を行う。
    SIP サーバー経由で発信する場合は、sip server コマンドで設定している SIP サーバーの登録番号を 指定する方法と、analog extension dial prefix コマンドで設定している SIP サーバー記号を指定する方法の どちらを使用することも可能である。なお、SIP サーバー記号を指定できるのは第 1 経路のみである。
    SIP サーバー記号を指定する場合、例えば、発信ポートによって別々のSIP サーバーを経由する使い方 の場合でも、発呼経路情報としては共通の設定を使うことができる。
    出力ダイヤル番号の指定がある場合には、入力ダイヤル番号の一部に番号を追加する、一部から番号を削 除する、一部の番号を置き換える、等の操作を行った後に発信を行う。
    ngn LAN_INTERFACE を設定した場合は、設定した LAN インタフェースからひかり電話により発信を行う。

    [ノート]

    発呼経路情報は、全部で最大100 件まで登録できる。
    第 1 経路としてひかり電話あるいは SIP サーバー経由での発信を指定しない場合には、第 2 経路を設定することはできない。
    SIP サーバー記号で指定する場合、プレフィックスの設定で該当するSIP サーバー記号の指定が存在し なければ、発信できない。
    経路にline を指定し、アナログ回線を使用した場合、ダイヤル時のポーズは無視された上で、設定内容 との比較が行われる。また、発呼経路としてアナログ回線が選択された場合の回線への発信動作におい ても、ダイヤル時のポーズは無視される。
    入力ダイヤル番号、および、出力ダイヤル番号は、以下に示す正規表現に準じた書式で指定する。

    *:任意桁の数字列を示す
    x:1..9 のどれか1 桁の数字を示す
    [1-5]: 範囲指定を示す(この例では1 から5 までの1 桁の数字)
    [789]:7,8,9 のどれか1 桁の数字を示す
    例えば、
    0x0 ... 「010」「020」..「090」の9 個のいずれか
    [01][0-2] ... 「00」「01」「02」「10」「11」「12」の6 個のいずれか
    となる。
    出力ダイヤル番号は、入力ダイヤル番号の記述と呼応した形で設定しなければならない。
    例えば、
    入力ダイヤル番号= A*、出力ダイヤル番号= *、と指定した場合には、番号A を入力ダイヤルの先頭か ら削除することを示す。
    入力ダイヤル番号= *、出力ダイヤル番号= A*、と指定した場合には、番号A を入力ダイヤルの先頭に 付与することを示す。
    入力ダイヤル番号= A*、出力ダイヤル番号= B*、と指定した場合には、番号A を番号B に置換するこ とを示す。

    [初期値]
    なし

GUI設定

NVR500では、かんたん設定ページでひかり電話を使用する事ができます。

以下の手順で設定します。

  1. 「VoIPの基本設定」でVoIP機能を使用するにする。
  2. 「フレッツ光ネクスト ひかり電話の設定」でひかり電話の使用を使用するにする。

かんたん設定ページでひかり電話を使用するに設定した場合は、以下の設定が追加されます。 使用しないに設定した場合は以下の設定が削除されます。

ipv6 route default gateway dhcp lan2
ipv6 prefix 1 dhcp-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 address dhcp-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1
ip lan2 address dhcp
ipv6 lan2 address dhcp
ipv6 lan2 dhcp service client
ngn type lan2 ntt
dhcp client release linkdown on
analog extension emergency-call-dial type normal-number
analog extension dial prefix routing route-table=1 ngn lan2
analog extension dial prefix port=1 routing route-table=1 ngn lan2
analog extension dial prefix port=2 routing route-table=1 ngn lan2
analog call route-table 1 1
analog call route 1 * * ngn lan2 * line
sip codec permit lan2 g711u
sip use on ※使用しないに変更した場合にこの設定は削除されません

この設定は、全ての電話発信をひかり電話で行うようにする設定です。
緊急電話もひかり電話で発信します。
アナログ回線やISDN回線を利用したい場合には、 「TELの共通設定」の「[プレフィックス(識別番号)の設定」にて、 プレフィックスを設定して発信時に回線の選択が出来るようにしてください。

かんたん設定ページではWANインタフェースを利用してひかり電話を使用します。 LANインタフェースにひかり電話を使用する設定は出来ません。


設定例、表示例

設定例

設定に関する注意


関連文書