IPsec DPD

$Date: 2023/08/22 10:27:18 $


概要

DPD(Dead Peer Detection)と呼ばれる機能を提供します。 この機能の役割は、IPsecトンネルの通信断をリアルタイムに検出することであり、 従来からサポートしてきたIKE Heartbeatと同じような効果を発揮します。

IKE Heartbeatの仕様は、Internet-Draftとして提案された後、 RFCにならずに消滅しましたが、DPDの仕様はRFC3706として公開されています。 したがって、相互接続の観点ではDPDの方が問題が少ないといえます。

対応機種とファームウェアリビジョン

以下の機種およびファームウェアで、IPsec DPDが動作します。

機種 ファームウェア
RTX3510 すべてのリビジョン
RTX1300
RTX1220
vRX VMware ESXi版
vRX Amazon EC2版
RTX830
NVR700W
RTX1210
RTX5000
RTX3500
FWX120
RTX810
RTX1200
SRT100
RTX3000 Rev.9.00.15以降
RTX1500 Rev.8.03.46以降
RTX1100 Rev.8.03.46以降
RT107e Rev.8.03.46以降

詳細

この機能はRFC3706に基づいています。主に、次のような仕組みを提供します。

設定・操作方法

コマンド

ipsec ike keepalive useコマンドで設定します。

Syslog

DPDメッセージを送受信するときに、次のような書式のsyslogを出力します。 これらのsyslogはdebugレベルで出力しますが、ipsec ike keepalive logコマンドで、 出力を止めることができます。

単語の意味は次のようになっています。