ヤマハRTシリーズのコンソールによる操作と設定
タ設定を初期状態に戻す方法
作成日 | 1998/Oct/30 |
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 4.5KB |
設定をデフォルトにもどす場合には、 もどす対象に応じて使用するコマンドが異なります。
相手先情報の設定内容をデフォルトにもどす場合には、 pp defaultコマンドを使用します。 デフォルトにもどす対象に応じて、次の2つのパラメータをとることができます。
パラメータ | 意味 |
---|---|
相手先情報の番号 | 指定した番号の相手先情報の内容をデフォルトにもどします。 具体的には「1から100まで」または「1から30まで」の整数です。 |
anonymous | 発信者番号が不明か登録されていない場合に回線を接続する 時の設定情報の内容をデフォルトにもどします。 |
leased | ディジタル専用線で接続する時の設定情報の内容をデフォルトに戻します。 |
各種コマンドの具体的なデフォルト値については コマンドリファレンスを参照してください。
次に、相手先情報番号1の内容を デフォルトに設定する場合の例を示します。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃# pp default 1 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
pp defaultコマンドを実行しても、 ip pp route addコマンドで静的に設定した 経路情報は削除されません。
すべての設定を工場出荷直後の状態にもどす場合には、 cold startコマンドを使用します。 このコマンドを実行すると管理パスワードの入力を要求されます。 管理パスワードの照合が確認されると、 デフォルト値が存在する設定はすべてデフォルトになり、 フィルタの定義やIPアドレスなどの情報は消去され、 不揮発性メモリの内容を書き換えます。
その後、YAMAHAリモートルータは自動的に再起動します。
cold startコマンドに際しては以下の点に注意してください。
RT140i/RT80iなどのINITボタンのある機種では、 INITボタンを押しながらRESETボタンを押すことで すべての設定を工場出荷直後の状態にもどすことができます。
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