ヤマハRTシリーズのコンソールによる操作と設定
セキュリティクラスに関する設定
作成日 | 1998/Oct/30 |
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 4.2KB |
セキュリティクラスでは、 アクセスとパスワードに対する制限を設定します。 アクセスに対しては3段階のレベルがあり、 パスワードに関しては2段階のタイプがあります。 また、TELNETクライアントとして利用できるかどうかの制限も設定できます。
デフォルトはレベルが1で、タイプがon、TELNETクライアント機能使用は off です。
アクセスに対する3つのレベルの違いを一覧表にまとめます。 例えば、デフォルトのレベル1から2に変更すると、 遠隔地のルータからのログインだけを拒否することができます。
ログイン許可レベル | SERIALポートから | TELNET から | 遠隔地のルータから |
---|---|---|---|
1 | 許可 | 許可 | 許可 |
2 | 許可 | 許可 | 拒否 |
3 | 許可 | 拒否 | 拒否 |
パスワードに対する2つのタイプの違いを一覧表にまとめます。
タイプ | パスワードを忘れた場合のログイン |
---|---|
on | 可能 |
off | 不可能 |
TELNETクライアント機能に対する制限を一覧表にまとめます。
パラメータ | TELNETクライアント機能の使用 |
---|---|
on | 許可 |
off | 拒否 |
この表にあげた項目以外では、
セキュリティクラスを設定する場合には、 security classコマンドを使用します。
セキュリティクラスのレベルを2、タイプをon、 TELNETクライアント使用許可とする場合の例を示します。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃> administrator ┃Password: ┃# security class 2 on on ┃# show environment ┃... ┃セキュリティクラス レベル: 2, タイプ: ON, TELNET: ON ┃... ┃# save ┃# ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ コンソール機能 / files ]