ヤマハRTシリーズのコンソールによる操作と設定
設定情報と不揮発性メモリへの保存
作成日 | 1998/Oct/30 |
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 5.5KB |
YAMAHAリモートルータのルーティングや、フィルタリング、 回線への発信着信などの 動作はすべてYAMAHAリモートルータ内部のメモリに記録された設定情報に基づいて おこなわれます。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ルータ機能 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ↑制御 │ コンソールからのコマンド ↓参照 ┌───────────┐ ┏━━━━━━━┓起動┏━━━━━━━┓ │ │ ┃ ┃ ← ┃ ┃ │ bri line │ ┃ ┃ ┃ ┃ │ isdn local address │ ┃ ┃ ┃ 不揮発性 ┃ │ ip filter │ → ┃ RAMの ┃ ┃ メモリの ┃ │ tftp host │設定┃ 設定情報 ┃ ┃ 設定情報 ┃ │ login timer │ ┃ ┃ ┃ ┃ │ │ ┃ ┃ ┃ ┃ │ │ ┃ ┃ → ┃ ┃ └───────────┘ ┗━━━━━━━┛save┗━━━━━━━┛ コマンド
設定変更を行なう前には必ずpp disableコマンドを実行します。
pp disableコマンドを実行すると、指定した相手先情報に 対するパケットの扱いを中止し、 設定途中の削除や変更に伴う不安定な状況の影響をなくすことができます。
pp enableコマンドを実行すると、パケットの処理を再開します。
管理ユーザが設定コマンドを実行するとYAMAHAリモートルータの動作にすぐに 反映されますが、すぐに設定内容が不揮発性メモリに書き込まれるわけでは ありません。 設定内容を保存するsaveコマンドを実行することによってはじめて 不揮発性メモリに書き込まれます。
従って、設定コマンドを実行した後、管理ユーザから一般ユーザ にもどる場合には、管理ユーザになった時点からの設定内容を 不揮発性メモリに書き込むかどうかに対して十分な注意が必要です。
以下に、設定操作の流れをまとめます。
設定操作 | 説明 |
---|---|
administrator | 設定の開始 (管理ユーザにログイン) |
↓ | |
pp disable | パケットの扱いの中止 |
↓ | |
設定コマンド | 必要な設定を行ないます |
↓ | |
(show config) | 設定内容を確認します |
↓ | |
pp enable | パケットの扱いの再開 |
↓ | |
save | 不揮発性メモリへの保存 |
↓ | |
quit | 設定の終了 (管理ユーザからログアウト) |
[ コンソール機能 / files ]