ヤマハRTシリーズのコンソールによる操作と設定
ヘルプ機能
作成日 | 1998/Oct/30 |
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 8.7KB |
YAMAHAリモートルータでは、コンソールの使用方法を表示する機能と、 コマンドの完全名称を忘れた場合やコマンドのパラメータの詳細 が不明な場合に役立つ2つのヘルプ機能をサポートしています。
ヘルプ機能で提供するのはあくまで簡略な情報に過ぎませんから、 コマンドの詳細な説明や注意事項、設定例などは、 コマンドリファレンスを参照するようにしてください。
コンソールの使用方法の概要が知りたい場合には、 helpコマンドを使用します。
(Rev.2.02系の場合) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃> help ┃1) "?"を入力すると、コマンド名称が確定していない場合にはその時点で入力可能なキ ┃ ーワードの候補の一覧を表示します。 ┃ コマンド名称が確定していればそのコマンドの入力形式と説明を表示します。 ┃ ┃2) キー入力時には次に示すコマンドで、キーワードの補完、過去に入力したコマンドの ┃ 呼び出し、カーソルの移動や入力文字の削除ができます。 ┃ ┃ 注意: Ctrl + X は、Ctrlキーを押しながらXキーを押すことを表します。 ┃ ┃ -------------------------------------------------------------- ┃ キーワードの補完 : Tabキー ┃ -------------------------------------------------------------- ┃ 過去に入力したコマンドの呼び出し : Ctrl + p 、または上矢印キー ┃ 次のコマンドの呼び出し : Ctrl + n 、または下矢印キー ┃ -------------------------------------------------------------- ┃ カーソルを右に1文字分移動 : Ctrl + f 、または右矢印キー ┃ カーソルを左に1文字分移動 : Ctrl + b 、または左矢印キー ┃ カーソルを行末に移動 : Ctrl + e ┃ カーソルを行頭に移動 : Ctrl + a ┃ -------------------------------------------------------------- ┃ 入力行をクリア : Ctrl + c ┃ カーソル上の1文字を削除 : Ctrl + d ┃ カーソル以降の文字を削除 : Ctrl + k ┃ カーソル前後の文字の入れ換え : Ctrl + t ┃ 入力行をクリア : Ctrl + u ┃ カーソル前の文字を削除 : Ctrl + w ┃ -------------------------------------------------------------- ┃ ┃3) アクセスレベルには一般ユーザと管理ユーザの2つがあり、それぞれプロンプトの ┃ ">" と "#" で識別できます。 ┃ 一般ユーザがadministratorコマンドを実行すると管理ユーザとなり、ルータの設定 ┃ が可能になります。 ┃> ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コンソールにコマンド名称とその簡単な説明の一覧を表示させることができます。 この場合にはshow commandコマンドを使用します。
これにより類似したコマンドの差異を知ることができます。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃> show command ┃account threshold: 全体の課金の閾値を設定します ┃administrator: 管理ユーザとしてログインします ┃administrator password: 8文字以内の管理パスワードを設定します ┃bridge filter: ブリッジに対するフィルタを定義します ┃bridge filter delete: 定義してあるブリッジのフィルタを削除します ┃bridge forwarding: ブリッジする相手先を指定します(最大2箇所) ┃bridge lan filter: LAN側のブリッジのフィルタを設定します ┃bridge lan learning add: LAN側の指定したイーサネットアドレスに対するラーニング ┃ 情報を追加します ┃bridge lan learning delete: 指定したイーサネットアドレスに対するラーニング情報 ┃ を削除します ┃bridge learning: ブリッジのラーニングを行なうか否かを選択します ┃bridge learning expire: ラーニング情報を消去するまでの時間を設定します ┃bridge pp filter: 選択されている相手に対するブリッジのフィルタを設定しま ┃ す ┃bridge pp learning add: 選択されている相手に対して、指定したイーサネットアドレ ┃ スに対するラーニング情報を追加します ┃bridge pp learning delete: 指定したイーサネットアドレスに対するラーニング情報 ┃ を削除します ┃bridge use: ブリッジを可能にするか否かを選択します ┃clear account: アカウント内容をクリアします ┃clear arp: ARPテーブルをクリアします ┃---つづく--- ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コマンド名称を入力する前、または入力途中で [ ? ]キーを入力すると、 完結するコマンドのキーワード部分の候補の一覧を表示します。 新しいコマンドラインには[ ? ]キーを入力する前の部分まで 表示されます。
次に、コンソールから“cons”まで入力した後、[ ? ]キーを 入力した場合の実行例を示します。 この場合は“cons”に続くキーワードの候補が表示されます。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃> cons? ┃? console ┃> cons ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次に、コンソールから“console”まで入力した時の実行例を 示して比較してみましょう。
この場合は“console”というひとつのキーワードがすでに完結しているので、 “console”に続くキーワードの候補が表示されます。 キーワードと“?”の間にスペースがあることに注意してください。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃> console ? ┃? character columns info lines prompt speed ┃> console ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コマンド名称が確定した後で[ ? ]キーを入力すると コマンドの入力形式と説明を表示します。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃> console ? ┃? character columns info lines prompt speed ┃> console character ? ┃ 入力形式: console character 文字コード ┃ 文字コード = 'ascii', 'sjis' or 'euc' ┃ 説明: コンソールポートの出力文字コードを選択します ┃デフォルト値: sjis ┃> console character ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ コンソール機能 / files ]