RT57i、RT58i、RTV700をご利用の場合、かんたん設定ページのVPN接続の「PPTPを使用したパスワード認証のリモートアクセスVPNサーバ」で設定した状態ではWindows Vistaからリモートアクセスすることができません。
これは、ルーター側の認証プロトコルの設定がMicrosoft CHAP(MS-CHAP)であるのに対し、Windows Vista側がMicrosoft CHAP(MS-CHAP)のサポートを止め、Microsoft CHAP version 2(MS-CHAP v2)のみをサポートするようになったためです。
対策方法としては、ルーター側の認証プロトコルをMicrosoft CHAP version 2(MS-CHAP v2)に変更してください。ただし、この設定はかんたん設定ページのVPN接続の修正からは行えませんので、コンソールコマンドで設定を行ってください。具体的には、リモートアクセスの設定が行われている相手先(PP)で、認証プロトコルを以下のように変更してください。
pp auth request mschap
↓
pp auth request mschap-v2
このとき、認証プロトコルをMicrosoft CHAP version 2(MS-CHAP v2)に変更したあとで、再びかんたん設定ページからVPN接続の修正を行うと、認証プロトコルがMicrosoft CHAP(MS-CHAP)に戻ってしまうのでご注意ください。
また、このように設定を変更しても、Windows XP等の旧バージョンのWindowsでMicrosoft CHAP version 2(MS-CHAP v2)を許可するように設定していれば、これまでと同じようにリモートアクセスできます。
Windows Vista側のVPN接続の設定方法についてはWindows Vistaの「ヘルプとサポート」をご覧ください。
RTA54i、RTW65b、RTW65i、RTA55iをご利用の場合、Windows Vistaでは以下のUSB接続機能が利用できません。
- USBポートのTA機能
- ブロードバンドTA機能
- USBポートからコンソールを利用する
これは、Windows 2000/XP用のUSBインストール用モデム定義(.inf)ファイルがWindows Vistaでは使用できなくなったためです。
現時点での対策方法はありません。旧バージョンのWindowsでご利用ください。