Yamaha WLXシリーズのFAQ

『2.4GHz / 5GHz 詳細』は設定する必要ありますか？

[無線詳細設定のパラメーター]

無線詳細設定ページにあるパラメーターは、通常は設定を変更する必要はありません。 （[設定すべきパラメーター]に記載の項目を除く）
これらのパラメーターは、IEEE 802.11規格やWi-Fi認証試験で定められたデフォルト値がある場合はそれに従っております。
そのため、これらのパラメーターを変更することにより無線クライアントとの接続に問題が出る可能性があります。
Wi-Fi認証を取得していない無線クライアントとの接続がうまくいかない場合や、 環境の要因で接続がうまくいかない場合などに設定変更の検討をされることをお勧めします。

[設定すべきパラメーター]

無線詳細設定ページにあるパラメーターのうち、以下の項目は設定変更をするべきだと考えます。

• 最大ステーション数:
  無線LAN (IEEE 802.11)は、同一チャンネルに存在する全ての無線LAN機器で、CSMA/CAの仕組みを使用し帯域をシェアします。
  そのため、同一チャンネルに存在する無線LAN機器が増加するに従い、1台当たりが使用可能な通信量（スループット）は低下します。
  WLX302は無線帯域ごとに最大50台の無線クライアントを接続することが可能ですが、 50台が同時に多量の通信を行う場合、快適な通信は行えない可能性があります。
  詳細設定の『最大ステーション数』を設定し、1つの無線帯域だけに無線クライアントが集中することを防ぐことで、 各無線機器のスループットを高めることが可能となります。
  
• 送信出力:
  無線LANの電波は壁や窓を透過し、建物外まで到達することがあります。
  無線LANは適切に認証・暗号化の設定がしてあれば、通信内容が解読されることはほぼなく、安全だと考えられます。（2013年3月現在）
  しかし、建物外で常に通信の電波が傍受できる状態にしておくのは決して好ましい状態ではないと考えます。
  また、必要以上に強い電波を出力することは他のAPや無線子機への干渉を引き起こし、周辺の無線環境に悪影響を与える可能性があ ります。
  そのため『送信出力』は、1台のAPでカバーすべき範囲を被覆できる最小設定に抑えることをお勧めします。
  WLX302の設定可能な最小送信出力は"5%"です。
  弊社の環境では"5%"に設定しても、20m程度の範囲ではその設定の違いがわからないほど安定した通信が可能でした。
  

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