RTシリーズの予期しない発呼に関するFAQ

時刻補正機能

[ ルータや端末の時刻設定を自動補正する機能 ]

• 定期的に時刻サーバに問い合せる

  ＜インターネット＞ ------+-----------------------+-------------------------------- | | | +-------+-------+ | →→→→→| NTP/SNTPサーバ| | ↑ +---------------+ | ↑ ↑ 　〜〜〜〜〜〜↑〜〜〜〜〜〜〜〜〜↑〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 : : ↑ ↑ プロバイダに接続 ISDN網 : : ↑ルータも時刻合せ ↑ +-------------+ ↑ 定期的にNTP/SNTPサーバに接続して | ルータ | ↑ 端末やルータの設定時刻を補正する +------+------+192.168.0.1 ↑ →定期的な発呼 | ↑ ------+-----------------------↑----+-------------------------- ↑ | 192.168.0.0/24 .......................... +------+------+192.168.0.2 . . | 端末 | . 〜秒補正しました . /+-------------+ . +--------------+ . / . | ＸＸ：ＹＹ | ./ . +--------------+ . .......................... 時刻補正ソフト

• 定期的に勝手に繋がってる。

  インターネットの応答速度測定周期が長い場合は、 規則正しく周期的にルータが勝手に接続しているように見えます。

• 切っても切れない。切っても勝手に繋がる。

  メールの着信を自動確認する周期設定が短い場合は、 ルータの接続を手動で切断しても、 次の着信確認時にルータが勝手に接続してしまいます。

• ルータは、パソコンの電源が入っていると、プロバイダに繋ぐ、しくみなの？

  ルータは、そのようなことはできません。
  パソコンの電源が入れられると、時計を補正するソフトなどのインターネットに 接続する必要のあるソフトウェアが動きだすということです。 ルータは、パソコンの指示に従って、プロバイダに接続するだけです。

  また、ルータの時刻補正機能(ntpdateコマンドやrdateコマンド)を 利用されている場合にも定期的にプロバイダに 接続をしてNTPサーバ/SNTPサーバやTIMEサーバなどに問い合せて ルータの時刻を補正します。 確認する周期設定が短すぎると、時計を補正するソフトの場合と同様に 余計に接続をしてしまいます。

• 対策案 (NTPサーバへの接続で定期的に発呼する, MacOS8.5以降)
  1. インターネットに送信するNTPパケットを回線の接続状態に応じて管理する
  2. メールソフトの自動着信確認機能の設定を見直してください。 もし、周期設定が短い場合には、適切な周期設定となるように調整してください。

• 対策案 (NTPサーバの設定をすると定期的に発呼する,MacOS9以降)
  1. インターネットに送信するpingパケットを回線の接続状態に応じて管理する
  2. メールソフトの自動着信確認機能の設定を見直してください。 もし、周期設定が短い場合には、適切な周期設定となるように調整してください。

[ 時刻サーバにntpパケットを送って発呼 (MacOS8.5以降) ]

• IPパケットフィルタ(restrict)により接続中だけ時刻補正を許す

  発呼要因となっていた時刻補正パケットを、回線の接続状態に応じた管理をする。 このようなケースには、ルータのIPパケットフィルタ機能のrestrictフィルタが便利です。

  プロバイダ | ↑ | ↑ インターネットにpingパケットが送り届けられる | ↑ 　〜〜〜〜〜〜↑〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 : : ↑ ISDN網 +----------↑-------+ | 通過↑ | | □→破棄 | …回線の接続状態に応じて、 | ↑ | restrictフィルタで通過や破棄を管理する | ルータ ↑ | +------+---↑-------+ 192.168.0.1 | ↑ | ↑ プロバイダへのntpパケット送信要求 | ↑ 192.168.0.0/24 ------+---↑------------------------+-------------------------- ↑ |192.168.0.2 ↑ +------+------+ ←←←←←←←← | 端末 | プロバイダ向けntpパケット +-------------+

• NTPパケットのフィルタ設定例 (発呼防止)
  • 無用な発呼を抑えるフィルタ設定例
  • IPパケットフィルタ
    • ネットワーク時刻を合せる機能(NTP,SNTP)をフィルタ(接続拒否)する方法
  • Macintosh
    • Macintoshをつないでおくと勝手に発呼しちゃいます

• セキュリティフィルタが適用されている環境で、時刻補正を可能にするフィルタ設定例
  • NTPサーバに接続する(通す)フィルタ

[ 時刻サーバにpingをして発呼 (MacOS9以降) ]

• MacOS9の時刻補正機能

  MacOS9以降では、NTPサーバに時刻を問い合せる前に ping(icmp echo request/icmp echo reply)により NTPサーバとの通信の可能性を確認するようになったようです。

• IPパケットフィルタ(restrict)により接続中だけpingを通す

  発呼要因となっていたpingパケットを、回線の接続状態に応じた管理をする。 このようなケースには、ルータのIPパケットフィルタ機能のrestrictフィルタが便利です。

  プロバイダ | ↑ | ↑ インターネットにpingパケットが送り届けられる | ↑ 　〜〜〜〜〜〜↑〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 : : ↑ ISDN網 +----------↑-------+ | 通過↑ | | □→破棄 | …回線の接続状態に応じて、 | ↑ | restrictフィルタで通過や破棄を管理する | ルータ ↑ | +------+---↑-------+ 192.168.0.1 | ↑ | ↑ プロバイダへのpingパケット送信要求 | ↑ 192.168.0.0/24 ------+---↑------------------------+-------------------------- ↑ |192.168.0.2 ↑ +------+------+ ←←←←←←←← | 端末 | プロバイダ向けpingパケット +-------------+

• pingパケットのフィルタ設定例
  • IPパケットフィルタ
    • ICMP(ping)をフィルタする方法
    • pingのパケットを観測する方法
  • Macintosh
    • Macintoshをつないでおくと勝手に発呼しちゃいます

[ 関連FAQ ]

• ログ/Syslog
  • 「IP Commencing」というログの意味を教えてください。
• 知らない間にダイヤルアップ接続してしまいます。
• 無用な発呼を抑えるフィルタ設定例
• IPパケットフィルタ
  • ネットワーク時刻を合せる機能(NTP,SNTP)をフィルタ(接続拒否)する方法
  • NTPサーバに接続する(通す)フィルタ
• Macintosh
  • Macintoshをつないでおくと勝手に発呼しちゃいます
  • Mac OS 9に関する注意事項

[ FAQ for RT-Series ]
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