RTシリーズのセキュリティに関するFAQ


「OpenSSL に複数の脆弱性」について


最終変更日 2018/Nov/06
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「OpenSSL に複数の脆弱性」について


概要

以下において、OpenSSLに新たな脆弱性のあることが報告されました。

この脆弱性の影響を受けるヤマハネットワーク製品があることが分かりました。
なお、ヤマハ無線LANアクセスポイント と ヤマハL2スイッチ はこの脆弱性の影響を受けません。

(✔:該当、−非該当)
CVE No. ルーター/
ファイアウォール
無線LANアクセスポイント L2スイッチ
CVE-2015-3193
CVE-2015-3194
CVE-2015-3195
CVE-2015-3196
CVE-2015-1794

対策方法につきましては以下をご確認ください。



○ヤマハ ルーター および ファイアウォール について


CVE-2015-3195

脆弱性と概要

ヤマハルーターおよびファイアウォールの、 IKEv2で使用する IPsec/IKE デジタル署名、EAP-MD5認証機能 がこの脆弱性の影響を受けます。
具体的には、以下のコマンドが設定されている場合に、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。

この脆弱性が発現した場合には、メモリーリークが発生します。メモリーリークが累積した場合、ハングアップやリブートが発生する可能性があります。
この脆弱性による情報漏洩のおそれはありません。

対象となる機種およびファームウェア

機種 該当ファームウェア
RTX1210 Rev.14.01.09以前
RTX5000 Rev.14.00.13以前
RTX3500 Rev.14.00.13以前
FWX120 全てのリビジョン
RTX810
RTX1200 Rev.10.01.22以降
RTX3000 Rev.9.00.50以降

対策

この脆弱性への対策をした以下のファームウェアへのリビジョンアップをお願いします。

機種 対策済みファームウェア
RTX1210 Rev.14.01.11
RTX5000 Rev.14.00.18
RTX3500 Rev.14.00.18
FWX120 Rev.11.03.18
RTX810 Rev.11.01.28
RTX1200 Rev.10.01.71
RTX3000 順次リリース予定

回避策

脆弱性の対策済みファームウェアの使用が困難な場合、以下の設定で回避することができます。



○ヤマハ 無線LANアクセスポイントについて


ヤマハ 無線LANアクセスポイント WLX302 はこの脆弱性の影響を受けません。



○ヤマハ L2スイッチ について


ヤマハ L2スイッチ SWX2100シリーズ、SWX2200シリーズ、SWX2300シリーズ はこの脆弱性の影響を受けません。



関連情報

更新履歴

2016/02/15 : 公開
2016/02/29 : RTX1210 の対応情報を更新した
2016/10/18 : RTX810,RTX1200 の対応情報を更新した
2017/04/10 : FWX120 の対応情報を更新した
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