RTシリーズの優先制御/帯域制御に関するFAQ
優先制御のふるまい
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 5.8KB |
優先制御を使う時の動きはどうなりますか?
1〜4の4つのクラスの間で優先制御を行います。クラスは、数字が大きいほど優 先順位が高くなります。
最大4つのクラスが利用可能です。違うクラスに分類されたパケットの間では、 クラスの優先度に応じて転送されるためにパケットの順番が入れ替わることがあります。 同じクラスに分類されたパケットは同じ優先度として扱われ、クラス内では Tail Drop FIFOで管理されます。
優先制御機能へ入力されたパケットは、queue class filterにより、 複数のクラスに振り分けられます。
インタフェースへの出力ルーチンでは、優先順位が高い方から順番にキューを 見てゆき、見つかったパケットを出力します。そのため、優先順位が高いキュー にパケットがある限り、優先順位が低いキューに入っているパケットはいつ までも出力されません。
<ルーティング側> <物理インタフェース側> ┏━━━┓ ┏━━━━━━━┓ ┏━━━┓ ┃ ┠>>┨クラス4 Queue┠>>┨ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━┛ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ┠>>┨クラス3 Queue┠>>┨ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━┛ ┃ ┃ パケット入力 ─┨ ┃ ┃ ┠─ パケット出力 ┃ ┃ ┏━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ┠>>┨クラス2 Queue┠>>┨ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━┛ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ┠>>┨クラス1 Queue┠>>┨ ┃ ┗━━━┛ ┗━━━━━━━┛ ┗━━━┛ └─┬─┘ └───┬───┘ └─┬─┘ クラス分け キューイング パケットの出力処理
[ 優先制御機能を利用する場合のコマンド ]
インタフェースの処理アルゴリズムを選択します。 優先制御機能を利用する場合の値は、「priority」です。
入力されたパケットのクラスへの振り分けるパターンを設定します。
LANインタフェースで優先制御を行う場合、パケットを内部に滞留させ送出制御が可能となるように設定します。
PPインタフェースでの設定は優先制御の場合は無視されます。
優先制御の場合は、無視されます。
[ 関連情報 ]
[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for Queue / files ]