RTシリーズのISDN-PRIに関するFAQ
ループバックテスト方法
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 1.5KB |
どのようなループバックテストが可能ですか?
[ PRIのループバックテストの役割 ]
回線で不具合があるのか、ハードウェアで不具合があるのかの切り分けを行なう 為のテスト機能です。
通信回線を介してリモート側と協力して、通信回線を含めた障害診断を行う為の ループバックテスト機能です。
[ active側/passive側 ]
回線を含めたループバックテストを行う場合、相手側の設定も必要になります。
ルーブバックテストの場合、テストを仕掛ける側をactive側、 テストを受けて返す側をpassive側とします。
RT140p(ローカル側) PRI回線 RT140p(リモート側) +---------------------------+ +------------------------------------+ | | | | | [テスト機能] → [HDLC] ? |#########| [LIU] ? → [FRMR] ? → [HDLC] ? | | | | | +---------------------------+ +------------------------------------+ <---------------------------> <------------------------------------> active側 passive側
[ ループバックポイント ]
どこまでの信号をループバックさせるか?という位置 回線を含めたループバックテストを行う場合、相手側の設定も必要になります。
ルーブバックテストの場合、テストを仕掛ける側をactive側、 テストを受けて返す側をpassive側とします。
RT140p(ローカル側) PRI回線 RT140p(リモート側) +---------------------------+ +------------------------------------+ | | | | | [テスト機能] → [HDLC] ? |#########| [LIU] ? → [FRMR] ? → [HDLC] ? | | | | | +---------------------------+ +------------------------------------+ ↑ ↑ ↑ ↑ a remote payload timeslot a <===========> * remote <================================> * payload <=============================================> * timeslot <==========================================================> *
[ PRIのループバックテストの為の設定など ]
コマンドでループバックテストを開始します。
ループバックテスト中は、"TEST" LEDが点灯します。
折り返しデータを受信している時に、"LOOP" LEDが点滅します。
正常終了で "TEST" LED消灯 、"LOOP" LED 消灯 です。
異常終了で "TEST" LED点滅 、"LOOP" LED 消灯 です。
コマンドの書式:
コマンドの実施例:
コマンド、または、ディップスィッチでループバックテストモードに設定できます。
ループバックテスト中は、"TEST" LED と "LOOP" LEDが点灯します。
テストを解除(off)すると、"LOOP" LED と "TEST" LED が消灯します。
コマンドの書式:
コマンドの実施例:
「PRIスィッチ」(ディップスィッチ)による設定:
ON : remoteループバック開始 OFF: remoteループバック解除
ON : PayLoadループバック開始 OFF: PayLoadループバック解除
ON : TimeSlotループバック開始 OFF: TimeSlotループバック解除
[ aのループバックテストの注意事項 ]
[ 図中のLIU、FRMR、HDLCの意味について ]
RT140pのPRI Interfaceの部分は、のLSIで構成されていて、LIU、FRMRはレイヤ1 HDLCはレイヤ2を制御します。
- LIU
- FRAMER
- HDLC
- LIUは、Line Interface Unitの略でLIU。トランスの役割と符合変換 (B8ZS<-->NRZ)を行います。
- FRAMERは、LIUで作った193bitのデータ列からFビット(フレームの先頭を示す ビット)の検出を行い、データに意味を持たせHDLCに渡してやります。 文字通りFramingするので、FRAMERです。
- FRAMERで作ったフレームから各タイムスロット(1〜24)のデータを情報チャネ ル毎(タイムスロット毎)に分け、HDLCフォーマットのデータとして処理 できるのがHDLCです。
[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for ISDN-PRI / ISDN-BRI / FrameRelay / files ]