RTシリーズのLAN-TA機能に関するFAQ


Windows95における仮想プライベートネットワークのインストール
Microsoft(R) VPN アダプタ


作成日2000/Jul/04
最終変更日2022/Dec/28
文書サイズ 18KB


LAN-TA機能を使うためのWindows95の設定を教えてください。


[ 手順の紹介 ]

  1. 設定環境

    説明の利用環境や設定条件などを整理しておきます。

  2. LAN-TA機能の設定

    ルータのLAN-TA機能による接続設定で利用可能に設定します。

  3. MSDUN 1.3

    「MSDUN 1.3/Microsoft(R) Windows 95用ダイヤルアップネットワーク1.3」を Windows95に追加インストールすることにより、PPTPクライアント機能 (仮想プライベートネットワークまたはVPNアダプタ)が利用可能になります。

    インストールと使い方などは、MSDUN 1.3関連ドキュメント (リリースノートなど)を参照してください。

  4. ダイヤルアップネットワークの設定

    「仮想プライベートネットワーク」もしくは「Microsfot(R) VPN アダプタ」を 利用する場合は、「ダイヤルアップネットワーク」の設定を用意しておきます。

  5. LAN-TA機能を使って接続する

    接続して動作確認をします。

[ 設定環境 ]

[ LAN-TA機能の設定 ]

  1. WWWブラウザでルータのかんたん設定を開きます。

    "http://192.168.0.1/"などのURLにアクセスします。
    必要であれば、パスワードを入力します。

  2. [LAN-TA機能]の設定画面を開きます。

    [かんたん設定]-[付加機能]-[LAN-TA機能]

  3. [LAN-TA機能]の設定をします。

    以下の参考画面のように選択してを選びます。

    RTA52i(192.168.0.1)-[付加機能:LAN-TA機能]

    LAN-TA機能の利用を許可するホスト
    LAN-TA機能の利用を許可するホスト
    IPアドレス指定

    LAN-TA機能のISDN番号
    ISDN番号
    サブアドレス

    LAN-TA機能の切断タイマ
    タイマで通信の有無を監視して自動切断をする 監視秒数

    上記の項目を設定した後、登録ボタンで設定内容を登録してください。

[ MSDUN 1.3 ]

  1. MSDUN 1.3とドキュメントをMicrosoft社のホームページから入手する。

    ホームページの情報を確認してからドキュメントとソフトウェアを ダウンロードします。

    [ ダウンロード手順例 ]

    1. MSDUN 1.3の配布情報ホームページへアクセスする。
    2. MSDUN 1.3の説明を読む。
    3. 「必要システム」の内容とインストールする予定のWindow95搭載機器の仕 様を確認する。 また、「必要システム」では、インストールの注意事項などに関する情報も まとめられている。
    4. リリースノート(Release_Note_DUN13.exe)をダウンロードする。
    5. ソフトウェア(Msdun13.exe)をダウンロードする。

    [ MSDUN 1.3の入手先例 ]

  2. リリースノート(Release_Note_DUN13.exe)を解凍する。

    ダウンロードしたリリースノート(Release_Note_DUN13.exe)をダブルクリック して実行して、解凍されたドキュメント(dun13.doc)を読む。

    [ 手順例 ]

    1. Release_Note_DUN13.exeをダブルクリック
    2. インストール先を指定するダイヤログが出てくる。
    3. インストール先を指定してから、[Unzip]を選ぶ。
    4. インストール先に"dun13.doc"というファイルが作られる。

  3. ソフトウェア(Msdun13.exe)を実行してインストールする。

    ダウンロードしたソフトウェア(Msdun13.exe)をダブルクリック して実行すると、Windows95用Microsoftダイヤルアップネットワーク1.3が インストールされます。

    [ 手順例 ]

    1. 「Windows95用Microsoftダイヤルアップネットワーク1.3をインストール するか?」と聞かれるので、インストールする場合は、[はい(Y)]を 選ぶ。
    2. 「使用許諾契約」が表示されるので、同意する場合は、[はい(Y)]を 選ぶ。
    3. 必要なファイルがインストールされる。
    4. Windows95のシステムファイルがコピー(インストール)される。
    5. 再起動が求められるので、そのまま再起動する場合は、[はい(Y)]を 選ぶ。
    6. 起動すると「Windows95セットアップ」が実行され、 以下の項目のソフトウェアとWindows95のシステムファイルがインストール(コピー)される。
      • ダイヤルアップネットワーク
      • ダイヤルアップサーバ
      • ケーブル接続
      • 仮想プライベートネットワーク
    7. 再び、再起動が求められるので、そのまま再起動する場合は、[はい(Y)]を 選ぶ。

[ ダイヤルアップネットワークの設定 ]

  1. [ダイヤルアップネットワーク]を開きます。

    [マイコンピュータ]→[ダイヤルアップネットワーク]

  2. [新しい接続]を選んで新規登録ウィンドウ(新しい接続)を開きます。
  3. 接続名とモデムの種類を設定します。

    接続名は、判別しやすい名前を選びます。
    モデムの選択では、インストールした「Microsoft VPN アダプタ」を選びます。

    以下の項目を設定して[次へ(N)>]を選びます。
    内容設定値
    接続名(T) MSVPN
    モデムの選択(M) Microsoft VPN アダプタ

  4. VPNサーバを設定します。

    VPNサーバには、IPアドレスに続けて半角の空白文字を入れてから 接続先の電話番号を記述します。

    以下の項目を設定して[次へ(N)>]を選びます。
    内容設定値
    ホスト名またはIPアドレス(H) 192.168.0.1 031234567

  5. [完了(F)]を選んで登録を終ります。

    [完了(F)]を選ぶと「MSVPN」の設定がダイヤルアップネットワークに 登録され、[新しい接続]が閉じます。

  6. 再び、[ダイヤルアップネットワーク]を開きます。

    通常は、[ダイヤルアップネットワーク]が開いたままですので、 [ダイヤルアップネットワーク]を選び直します。
    再び開く場合は、[マイコンピュータ]→[ダイヤルアップネットワーク]と 操作して開き直します。

  7. 新しい設定の「MSVPNのプロパティ」を開きます。

    [MSVPN]アイコンを選択してから[ファイル(F)]-[プロパティ(P)] を選ぶか、[MSVPN]アイコンを右ボタンでクリックしてポップアップする メニューから[プロパティ(P)]を選ぶ。

  8. [サーバの種類]タブを選びます。

    以下の様に設定します。

    詳細オプション
    ネットワークへのログオン(L)
    ソフトウェア圧縮をする(C)
    暗号化パスワードを使う(E)
    データの暗号化を使用する(D)
    この接続のログファイルを記録する(R)
    使用できるネットワークプロトコル
    NetBEUI(N)
    IPX/SPX互換(I)
    TCP/IP(T)

  9. [TCP/IPの設定(P)]を選びます。

    以下の様に設定します。

    サーバが割り当てたIPアドレス(S)
    IPアドレスを指定する(P)
    サーバが割り当てたネームサーバアドレス(E)
    ネームサーバアドレスを指定する(M)
    IPヘッダー圧縮を使う(C)
    リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う(G)

  10. [TCP/IPの設定]で、[OK]を選びます。

    [TCP/IPの設定]ウィンドウが閉じ、[MSVPN]のプロパティウィンドウが 表示されています。

  11. [MSVPN]のプロパティウィンドウで、[OK]を選びます。

    [MSVPN]のプロパティウィンドウが閉じ、設定を終了します。

[ LAN-TA機能を使って接続する ]

  1. [ダイヤルアップネットワーク]を開きます。

    [マイコンピュータ]→[ダイヤルアップネットワーク]

  2. [MSVPN]を選びます。(ダブルクリック!)

    [MSVPN]をダブルクリックすると、[接続]のウィンドウが開きます。

  3. [接続]ウィンドウでユーザ名とパスワードを入力します。

    次回の接続時に再びパスワード入力しない場合は、 [パスワードの保存(S)]をチェックしておきます。

    以下の項目を設定して[接続]を選びます。
    内容設定値
    ユーザ名(U) username
    パスワード(P) password

  4. [接続]ウィンドウで[接続]ボタンをクリックします。

    ダイヤル後、ユーザ名とパスワードのチェックが行なわれ、 回線が接続状態になります。
    また、タスクバーの右隅にダイヤルアップネットワークのインジケータ のアイコンが追加されます。

  5. 切断する

    タスクバーに追加されたダイヤルアップネットワークのインジケータを ダブルクリックして、[MSVPN]の接続ダイヤログを表示します。
    ここで、[切断(C)]ボタンを選ぶと切断されます。

[ 参考文書 ]



[ FAQ for RT-Series ]
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