RTシリーズのIPXに関するFAQ

どうも遅くて気に入らない。何とか速くならない?

[ 遅い回線を快適に利用する方法 ]

• お使いの Netware のバージョンが 3.12J 以降であれば、 LIP とパケットバーストプロトコルを有効にすべきです。 これらの機能は ISDN のように Ethernet に比べてスピードの遅い回線を使う時に、 できるだけスピードが落ちないようにしようとして導入された機能ですから、 使わない手はありません。

  LIP (Large Internet Packet) 通常、IPX パケットは 576 バイト毎に分割されて転送されますが、 LIP を用いると、そのメディアでの最大長 (Ethernet では 1436 バイト) まで大きくすることができます。こうすると転送されるパケットの数を 減らすことができ、遅い回線を経由している時には伝送効率が良くなります。 パケットバーストプロトコル Netware のファイル共有やプリンタ共有で用いられる NCP プロトコルでは、 通常、すべてのパケットに対し、一つ一つ確認のパケットを送ります。 しかし、パケットバーストプロトコルを有効にすると、複数のパケットに 対してまとめて確認パケットを送ることができるようになりますので、 確認パケットの待ち時間による帯域の無駄使いを防ぐことができます。

• しかし、所詮は 64kbit/s、128kbit/s です。Ethernet に比べれば 1/100 程度の 速度しかありません。例えば、1MB のファイルを 64kbit/s で転送しようとすれば 単純計算でも 2 分以上の時間がかかります。 Netware サーバ上のファイルでも、*.exe などのようにローカルで持てるものは できるだけローカルディスクに置いた方が使い勝手は良くなります。

[ FAQ for RT-Series ]
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