WLX402 LANポート間スイッチング機能

$Date: 2020/04/10 07:37:56 $

  1. 概要
  2. 注意事項
  3. ファームウェアリビジョン
  4. 用語定義
  5. 詳細
  6. 設定・操作方法
  7. 設定例

1. 概要

LANポート間スイッチング機能は、WLX402の2ポートあるLANポートに新たな使い方を追加するものです。
従来は、LAN1:1、LAN1:2それぞれのLANポートをポート分離するか、もしくはリンクアグリゲーションさせるかどちらかの使い方でした。
本機能を利用すると、さらにLAN1:1ポートとLAN1:2ポートの間でフレームをスイッチングさせる使い方ができます。
例えば学校の教室に既設の構内配線が1本しかなく、一方で教室内にはAPのほかに電子黒板などLAN機器がもう1台ある場合、従来はその1本しかない構内配線を分岐させるためのPoEスイッチが各教室に必要でした。

本機能を利用することにより、1台のPoEスイッチから各教室のWLX402に給電させ、そのWLX402のLAN1:2ポートに電子黒板を接続することで、各教室のPoEスイッチが不要となる構成が可能となります。


2. 注意事項


3. ファームウェアリビジョン

WLX402では、以下のファームウェアで本技術資料に記載の機能に対応しています。

ファームウェア
Rev.17.00.14以降

4. 用語定義

VAP

無線LAN上で複数のネットワークを多重して利用するための機能です。それぞれのVAPごと個別に無線接続の設定を持ち、認証方式もそれぞれ異なる設定とすることができます。

ハイブリッドポート

複数のVLANを多重して通信するLANポートのうち、untagged VLANを多重するポートです。ヤマハのネットワーク機器では、untagged VLANを多重しないポートをトランクポート、多重するポートをハイブリッドポートとして区別しています。

アクセスVLAN

ハイブリッドポートにおいて、untaggedで通信するVLANです。


5. 詳細

fram route

本機能を有効にすると、上記経路の通信が可能になります。


6. コマンド

内容コマンド
LANポート間スイッチングの設定 lan type

7. 設定・操作方法

Web設定画面の[基本設定]-[LANポート設定]の画面で、LANポートの動作モードを設定します。
LANポートの動作モードには以下の選択肢があります。

動作モード説明
ポート分離 LAN1:1、LAN1:2ポートをポート分離します。それぞれ異なるVLANをバインドして利用することができます。
スイッチング LAN1:1、LAN1:2ポートを分離せず、その間でスイッチング動作をします。VLANに関する設定は、LAN1:1に対して設定します(LAN1:2に対する設定は無効です)。
リンクアグリゲーション LAN1:1、LAN1:2ポートを束ねて論理的に一つのLANポートLAG1として使用します。

本機能を使用するには、動作モードに「スイッチング」を選択し、さらにアクセスVLANのVLAN IDをLAN1:1ポートに設定します。
ここで設定されたVLAN IDが、LANポート共通のアクセスVLAN IDとして扱われます。

Web setting

8. 設定例

ip route default gateway 192.168.100.254
lan type lan1 port-based-option=switching              #...(1)
vlan-port-mode lan1:1 hybrid
vlan-id 1 1
vlan-id 101 101
vlan-access lan1:1 1                                   #...(2)
vlan-trunk lan1:1 101 join                             #...(3)
ip vlan-id 1 address 192.168.100.240/24
airlink log on
airlink select module1
 airlink mode 11b+g+n
 airlink channel 1
airlink enable module1
airlink select module2
 airlink mode 11a+n+ac
 airlink channel 36
airlink enable module2
airlink select 1
 airlink ssid anyssid
 airlink vlan-id 101
 airlink bind module2
 airlink auth wpa2-eap aes
 airlink stealth on
 airlink pmf off
 airlink radius auth on
 airlink radius account off
 airlink radius server 127.0.0.1
airlink enable 1
syslog notice on
syslog debug on
kernel log on
dns server 192.168.100.254
certificate generate ca "WLX402 RADIUS"
radiusd use on
radiusd user anyuser anypassword auth=eap-tls
httpd host any
tftp host any
rt-coop use on
wlan-controller role controller-ap
wlan-controller radiusd synchronization on
wlan-controller bind vlan auto
wlan-controller select 1
 airlink select module1
  airlink mode 11b+g+n
  airlink channel 1
 airlink enable module1
 airlink select module2
  airlink mode 11a+n+ac
  airlink channel 36
 airlink enable module2
 airlink select 1
  airlink ssid anyssid
  airlink vlan-id 101
  airlink bind module2
  airlink auth wpa2-eap aes
  airlink stealth on
  airlink pmf off
  airlink radius auth on
  airlink radius account off
  airlink radius server 127.0.0.1
 airlink enable 1
wlan-controller select 1 1
 wlan-controller member-ap 00:a0:de:c1:ca:80

[解説]

LAN1:1、LAN1:2間をスイッチングしつつ、WLX402自身はuntagged VLAN、無線LANの"anyssid"に接続した無線端末の通信はtagged VLANでそれぞれ通信する場合の例です。
untagged VLANのVLAN IDは1、tagged VLANのVLAN IDは101とします。

(1) LANポート間をスイッチングさせます。
(2) VLANの設定はLAN1:1ポートに対して設定します。untagged VLANの設定です。
(3) 同様にtagged VLANの設定です。

[EOF]